Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
羽島 良一; 峰原 英介
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 507(1-2), p.141 - 145, 2003/07
被引用回数:4 パーセンタイル:33.7(Instruments & Instrumentation)原研FELでは、10kW FEL出力を目指したエネルギー回収型リニアック(ERL)の開発を行なっている。このERLでは、FEL発振に使われた電子ビームが、トリプル・ベンド型の回収軌道を通って主加速器に戻り、2MeVまで減速される。FEL発振の結果としてエネルギー分散が大きくなった電子ビームを電流損失なく減速するためには、回収軌道の注意深い設計が必要である。本稿では、FELシミュレーションコードと電子ビーム輸送コードを組み合わせて、回収軌道における電子ビームのダイナミクスを解析した結果を報告する。また、2MeVビームを効率良く捕獲するためのビームダンプの設計についても述べる。
羽島 良一; 静間 俊行; 沢村 勝; 永井 良治; 西森 信行; 菊澤 信宏; 峰原 英介
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 507(1-2), p.115 - 119, 2003/07
被引用回数:24 パーセンタイル:81.79(Instruments & Instrumentation)原研自由電子レーザーでは、高出力FELを目指したエネルギー回収型リニアック(ERL)の開発を行なっている。ERLの製作と据付作業を昨年末までに完了し、その後ビーム調整を進めてきたところ、2002年2月に最初のエネルギー回収動作を確認するに至った。原研ERLの現在のパラメータは、入射エネルギー2.5MeV,加速後エネルギー17MeV,平均電流 5mA,バンチ繰り返し10MHzなどである。今後は、10kW FELを目指した装置開発を行ない、平均電流を40mAまで増大させる計画である。
西森 信行; 羽島 良一; 永井 良治; 峰原 英介
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 507(1-2), p.79 - 83, 2003/07
被引用回数:2 パーセンタイル:21.23(Instruments & Instrumentation)レサジー効果により発振が不可能と考えられて来た、オシレーター型FELの光共振器長0(dL=0)における発振がわれわれのグループの実験により観測された。われわれの数値シミュレーション計算では、dL=0で発振することを再現できているが、その物理的なメカニズムは明らかになっていない。本研究では、この物理的なメカニズムの解明のため、FELの光場とバンチしていない共鳴エネルギー電子との相互作用により、FELの光場が増幅されることを示し、それによりdL=0発振が形成されることを数値計算と半解析的な手法を用いて示す。レサジー効果は充分なラウンドトリップを経た後に消えてしまう。それは、光場の縦方向の位置にかかわらずゲインが等しくなるためである。