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笠谷 祐史*; 大村 正志*; 横山 克美*; 小林 久理真*; 西畑 保雄; 八木 健一郎*; 寺内 暉*
Japanese Journal of Applied Physics, 38(Suppl.38-1), p.433 - 435, 1999/06
被引用回数:3 パーセンタイル:18.71(Physics, Applied)高エネルギー領域でのXAFSによる研究がSmFe
N
(x=0-1)のSm-K吸収端近傍で行われた。Sm原子の周りの局所構造と窒素原子の存在による磁気特性の間の関係を明らかにするために室温で実験が行われた。XANES領域において、吸収端スペクトルの形状変化として窒化によるSmの電子状態の変化が初めて見い出された。EXAFSの解析により、Sm-Fe原子間距離が窒素原子の固溶量に単調に依存して伸びることを確認した。
稲見 俊哉; 池田 直*; 村上 洋一*; 小山 一郎*; 若林 裕助*; 山田 安定*
Japanese Journal of Applied Physics, 38(suppl.38-1), p.212 - 214, 1999/06
被引用回数:15 パーセンタイル:64.43(Physics, Applied)低SrドープのLaMnOにおいては、金属-非金属、強磁性-常磁性同時相転移に加えて、さらに低温において、低温絶縁体相へ転移することが知られている。山田らは、中性子散乱からこの低温絶縁体相で超格子反射を見いだし、それからこれが電荷秩序相であると結論した。われわれは、この電荷秩序の空間パターンを調べるべく、x=0.12の試料について、KEK,PF,BL4Cの装置を用い放射光X線回折実験を行った。その結果、超格子の消滅則から、cubicペロブスカイトの単位で1
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1という構造がもっともらしいという結論を得た。
田村 剛三郎*; 乾 雅祝*; 中祖 一朗*; 大石 泰文*; 舟越 賢一*; 内海 渉
Japanese Journal of Applied Physics, 38(Suppl.38-1), p.452 - 455, 1999/06
SPring-8放射光によるエネルギー分散型X線回折の手法を用いて、超臨界状態の水銀について液体から高密度流体状態にいたる広い範囲の観察を行った。密度変化は13.6から1.9g/cmまで変化している。実験には、本実験のために開発された高圧ガス装置ならびにサファイヤ容器が用いられ、1520
,1765気圧までの実験が行われた。液体金属領域の13.6g/cm
から10g/cm
までは、密度が減少してもg(r)の第一ピークの位置はほとんど変わらない。一方、この密度領域で配位数は密度とともに大きく減少する。金属-非金属領域に近づくと、配位数の減少傾向が小さくなり、原子間距離が徐々に増加しはじめる。
中田 芳幸*; 原 尚之*; 広津 禎彦*; 江村 修一*; 牧野 彰宏*; 宇留賀 朋哉*; 原田 誠*; 西畑 保雄; 米田 安宏; 久保園 芳博*
Japanese Journal of Applied Physics, 38(Suppl.38-1), p.404 - 407, 1999/06
非晶質合金Fe-Zr(7at%)-B(3at%)と693K及び773Kにて1時間熱処理された試料について、局所構造の変化を明らかにするために、Zr-K吸収端でのEXAFSスペクトルを調べた。解析により次のことが示された。Fe-Zr及びZr-Zrの原子間距離は熱処理によって伸び、FeZrまたはFe
Zr金属間化合物での原子間距離に近付く。この原子間距離の変化は中距離の秩序化したクラスターが熱処理中に成長していることを示唆している。
千原 順三*; G.Kahl*
Japanese Journal of Applied Physics, 38(SUPPL.38-1), p.492 - 495, 1999/00
被引用回数:191 パーセンタイル:97.94(Physics, Applied)辻達は放射光を用いて、常圧から6GPaまで圧力を掛けてルビジューム液体の構造因子の変化を測定している。われわれはこのような高圧下の圧縮されたルビジューム液体のイオン配列構造・電子構造をQHNC法を用いて計算した。この計算では最近Rosenfeldにより提唱されたbridge-functionalを用いることで分子動力学と同程度の正確な構造因子が得られることを示した。このようにして得られた構造因子は波数を平均原子間距離でscaleすると、すべての圧力下の結果が同一曲線上に載ることが示された。これは液体ルビジュームが圧力を掛けるとともにその構造を一様に変化させることを示し、実験結果とも一致する。
北尾 真司*; 三井 隆也; 原見 太幹; 依田 芳卓*; 瀬戸 誠*
Japanese Journal of Applied Physics, 38(SUPPL.38-1), p.535 - 537, 1999/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Physics, Applied)グラファイト層間化合物は典型的な層状物質で、種々の物質を挿入した化合物が知られている。FeClは層間に挿入できる物質の一つで層間でどのような物性を示すか興味が持たれている。挿入されたFeCl
の研究として振動状態を測定することは重要であり、層間で振動状態が非等方的になっていることが予想されるが、挿入された物質に着目した振動状態の研究はいまだ少ない。非弾性核共鳴散乱は近年開発された方法で、元素を特定した振動状態の研究に有用である。われわれはステージ1のFeCl
グラファイト層間化合物を合成し、SPring-8のBL09ビームラインで6MeVに分光した
Fe核共鳴X線を用いて振動状態の角度依存性を測定した。その結果、X線をグラファイト層に垂直に入射した場合と平行に入射した場合でスペクトルに違いが見られ、グラファイトに平行な方向には層間のFe原子が振動しやすいという描像と一致する結果が得られた。
寺岡 有殿; 吉越 章隆*
Japanese Journal of Applied Physics, 38(Suppl.38-1), p.642 - 645, 1999/00
被引用回数:17 パーセンタイル:60.19(Physics, Applied)SPring-8に建設された原研軟X線ビームラインBL23SUに設置予定の表面光化学反応研究用実験ステーションの設計を紹介する。この実験ステーションでは、半導体表面上で起こる、分子の運動エネルギーで誘起される新しい表面反応の反応ダイナミクスと単原子吸着層の軟X線による光分解反応の素過程の研究を目的としている。反応分子の供給方法としては、分子の運動エネルギーを連続的に変化させることができる、また、反応室の圧力を10Pa以下に保持できる超音速分子線を採用する。この超音波分子線とビームラインの放射光を用いて、反応最中の高分解能電子分光を行うことができる表面反応分析装置を設計した。これによって、表面の化学状態と入射分子の運動エネルギーの関係の解明と、表面単原子層の光分解を利用した新しいサーファクタント形成方法を研究する。