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利根川 亨*; 生駒 俊之*; 末次 寧*; 井川 直樹; 松下 能孝*; 吉岡 朋彦*; 花方 信孝*; 田中 順三*
Materials Science & Engineering B, 173(1-3), p.171 - 175, 2010/10
被引用回数:15 パーセンタイル:53.79(Materials Science, Multidisciplinary)炭酸アパタイトCa(PO
)
(OH)は骨や歯の主要な成分であり、OHやPO
イオンサイトの一部をCO
が置換していることが知られている。本報では、空間群が
の斜方晶相を有するA型炭酸アパタイトの室温
500
Cにおける結晶構造を中性子回折法によって解析し、その熱膨張係数を決定した。結晶解析に必要な炭酸アパタイトに含まれるCO
含有量は熱分析法によってその重量減少率から評価し、本物質の化学式はCa
(PO
)
(O
, (CO
)
)と求められた。解析の結果、本物質の格子定数は温度の上昇に比例して一様に増加し、
軸及び
軸の熱膨張係数は各々1.31
10
/
C, 8.07
10
/
Cと求められた。
天本 一平; 明珍 宗孝; 矢野 哲司*; 赤木 直人*; 瀬川 浩代*; 柴田 修一*
no journal, ,
鉄リン酸ガラスの組成を変化させることにより、ガラスの熱的性質,化学的耐久性にどのような影響を与えるのかについて、模擬核分裂生成物(FP)を含まないガラス、25mass%のFPを含ませたガラス、及びそれぞれでFeO
の一部を遷移金属酸化物(MnO
, CoO)に置換した均質なガラスを作製し、評価を行った。得られたガラスはすべて均質にガラスを形成し、熱物性(ガラス転移温度,線熱膨張係数)を正確に評価できた。化学的耐久性の実験では、Fe
O
の置換による溶出速度の変化がFPを含む場合と含まない場合とで逆の傾向を示し、一部をCoOに置換したFP含有ガラスで化学的耐久性が高くなることがわかった。熱物性の変化や耐久性の変化がどのようにして生じたのかについては、今後、さらなる検討が必要であるが、本研究結果は、機能性の高いリン酸塩系ガラスを見いだすうえで、有用な知見となり得る。