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諏訪 昌幸; 福島 学; 照沼 憲明; 太田 和則; 村山 洋二
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JRR-3は、1962年(昭和37年)に、日本の技術によって建設された最初の研究炉である。1985年(昭和60年)から1990年(平成2年)にかけて、反射材に重水とベリリウムを使用した、熱出力20MWの軽水減速冷却スイミングプール型の研究用原子炉に改造し、その後、安定に運転を続けている。この報告では、改造後20年間のJRR-3の運転及び保守のなかからプロセス制御計算機システム及びヘリウム圧縮機の更新について報告する。
小沼 勇一; 岡田 祐次; 塙 博; 土谷 邦彦; 菅野 勝
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大洗研究開発センターのJMTR(Japan Materials Testing Reactor:材料試験炉)は、平成23年の再稼働に向けて改修している。照射設備の整備の一環として、新しい照射設備を設置するため、キュービクル内に設置されていた既設照射設備の解体撤去のための技術開発を行い、これまで、JMTRの地下1階キュービクル内に設置された、OWL-1(Oarai Water Loop No1), OWL-2(Oarai Water Loop No2)及びIASCC(Irradiation Assisted Stress Corrosion Cracking)照射設備の解体を行った。本発表では、これら解体撤去を行うための検討及び解体技術について報告する。
根本 浩喜; 海老沢 博幸; 高橋 正義*; 伊原 由久*; 小笠原 靖史; 越後谷 進一
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JMTR(Japan Materials Testing Reactor)は、2007年度から原子炉施設の改修を開始した。更新されてグレードアップしたJMTRは2011年度より運転を再開する。1968年の初臨界以来、JMTRの計測制御系統システムは42年間使用されてきた。今回の更新ではプロセス制御のための分散型制御システム(DCS)の導入により、一元的に操作を行えるようにするとともに、情報信号のデジタル化、大型スクリーン導入によるプラント情報の集約的表示などにより、運転員の操作性や視認性及び運転支援の向上を図った。原子炉制御室のレイアウトの設計は、人間工学的配置を考慮した。本報告は、アナログ制御盤から最新の分散型制御システム(DCS)に変更した計測制御系統の更新についてまとめたものである。
米川 実; 相沢 静男; 加藤 佳明; 中川 哲也; 楠 剛
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ホットラボ施設(JMTR-HL)は、おもにJMTRで照射した照射物を試験するために設置され、1971年から運転を行ってきた。JMTRは2006年8月に、改修のために停止し、2011年よりJMTRが再稼働する。再稼働後のJMTRでは、高燃焼度照射後試験や大型試験片の試験が行われる。JMTR-HLは、今後の発電炉の安全性とプラント寿命管理にかかわる技術的価値の高い照射データの要求を満たすため、JMTRの再稼働までに、三次元X線撮影システムを導入・整備する。模擬燃料を用いた性能確認試験は良好な結果を示した。三次元X線撮影システムは、安全性や施設寿命管理のJMTR再稼働後に、高燃焼度燃料や大型試験片照射後試験に利用される。
今泉 友見; 竹本 紀之; 長尾 美春
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JMTRは、2011年度に再稼働する予定である。再稼働後のJMTRは、軽水炉の長期化対策,科学技術の向上,産業利用の拡大に関する利用が期待される。軽水炉の長期化対策に関しては、ステンレス鋼やコンクリート等のような原子炉構造材の健全性を確認するための照射試験が要求されているが、コンクリート試料の照射試験では、セメント水和物の乾燥や熱応力を防ぐために低い照射温度を維持する必要がある。しかし、照射試料は、線によって加熱される。一方、低い加熱場での中性子照射試験は、材料の基礎的研究のような科学技術の向上に効果的である。そこで、JMTRにおける低加熱率の中性子照射場の検討を行った。検討にあたっては、JMTR炉心において必要以上に温度が高くならないよう、加熱率が0.07W/g以下を目標とした。
竹本 紀之; 北岸 茂; 土谷 邦彦; 長尾 美春; 石原 正博; 河村 弘
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JMTRは、2011年度に再稼働する予定であり、再稼働後のJMTRにおける魅力的な照射試験を提案するため、きめ細やかな中性子照射制御を可能とするための新しいキャプセルホールダを開発した。これは、照射キャプセルを保持するためのアルミニウム製の筐体構造のホルダーにベリリウム又はアルミニウムの金属微小球を充填したものである。核的検討の結果、微小球の充填率を調整することにより、熱中性子束や中性子スペクトルをアルミニウム反射体要素からベリリウム反射体要素の制御能力の範囲内で無段階に制御できることがわかった。また、ベリリウム微小球の仕様,充填方法,筺体構造等の検討を行った結果、この新しい反射体要素の製作性に見通しが得られた。これによって、これまで以上にきめ細やかな中性子環境制御が可能となる。
北岸 茂; 飯村 光一; 井上 修一; 斎藤 隆; 近江 正男; 土谷 邦彦
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JMTRの再稼働に向けて、軽水炉の高経年化対策,次世代軽水炉の開発,医療診断用のTcの製造等の産業利用の拡大等の幅広い利用ニーズに応えるために、新たな照射試験のための計測技術開発を進めている。本発表では、5MPa及び10MPa用FPガス圧力計,1100Cまで安定に使用可能なN型多対式熱電対,ECPセンサー開発のためのセラミックスと金属の接合試験及びSPS法を用いた1体型セラミックスセンサーの開発の現状について紹介する。
Dorn, C. K.*; 土谷 邦彦; 波多野 雄治*; Chakrov, P.*; 児玉 光弘*; 河村 弘
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JMTRは1968年に臨界に達して以来、世界でも有数の材料試験炉である。JMTRでは中性子反射体として金属ベリリウム(Be)が使用されている。この中性子反射体に用いられる金属Beは、ブラッシュウェルマン社製のF-200Sである。JMTRの再稼働の一環として、長寿命化に対応できるベリリウム枠の材質の検討が開始された。本発表では、長寿命化の検討において、3種類の金属Beを準備し、未照射時における基本的特性評価,JRR-3及びカザフスタン共和国のWWR-Kを用いた照射試験,新たな照射後試験技術の開発について紹介する。
木村 明博; 堀 直彦; 土谷 邦彦; 石原 正博; 山林 尚道*; 棚瀬 正和*; 藤崎 三郎*; 佐藤 裕一*
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JMTR再稼動後の産業利用拡大の一環として、放射性医薬品の原料となるTcの親核種であるMo製造技術開発を行っている。Mo製造方法として、少ない放射性廃棄物及び簡便な製造工程の観点から、(n,)法によるMo製造方法が提案されている。本発表では、JMTRにおけるMo製造方法の基本的検討として、MoOペレットの製造技術開発及び溶媒抽出法によるTcの濃縮技術開発を行った。その結果、SPS(Spark Plasma Sintering)法により高密度(95%T.D以上)を有するMoOペレットの製造が可能であることを明らかにした。また、メチルエチルケトン(MEK)を用いたTc溶液の濃縮が可能であり、理論濃縮度の80%以上の効率で濃縮できる装置の開発に見通しが得られた。
石原 正博; 楠 剛; 新見 素二; 河村 弘
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JMTRは軽水炉の燃料材料の照射試験や高温ガス炉,核融合炉の照射試験やRI製造に使われてきた。しかし、2006年8月に一旦停止し、現在改修工事を行っているところである。原子炉施設は2007年度から4年間かけて更新され、更新工事は計画どおりすすめられている。JMTRが2011年から再稼働し約20年間の運転を予定している。本発表では、原子炉施設の更新の現状について述べ、さらに今後の利用計画について述べる。
尾上 龍次; 海老沢 博幸; 深作 秋富; 楠 剛
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JMTRの改修・再稼働後も長期に使用する予定の一次冷却系熱交換器及び圧力サージタンク,脱気タンク,処理水タンクについて、目視検査,渦流探傷検査,内視鏡検査,浸透探傷検査等により健全性を調査し、健全性に問題がないことを確認した。今後も定期的に検査を実施することにより健全性を確認していく計画である。
大戸 勤; 木村 正; 深作 秋富; 楠 剛
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JMTR(Japan Materials Testing Reactor)の改修は2007年度から2010年度にかけて実施する予定である。JMTR建家のコンクリート構造物(排気筒,トレンチ,カナル室,フィルターバンク)について、健全性調査を改修期間の初期に実施した。調査項目は、コンクリートの表面劣化,反発度(非破壊強度推定),コア供試体による圧縮強度,中性化深さ,鉄筋腐食,塩分含有量とした。本報告は、JMTR建家のコンクリート構造物(排気筒,トレンチ,カナル室,フィルターバンク)の健全性調査結果及び補修についてまとめたものである。