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田辺 哲朗*; 藤野 道彦*; 野口 宏*; 八木 康文*; 平野 洋一*; 清水 肇*; 秋場 真人; 荒木 政則; 久保田 雄輔*; 宮原 昭*
Journal of Nuclear Materials, 200(1), p.120 - 127, 1993/03
被引用回数:9 パーセンタイル:66.40(Materials Science, Multidisciplinary)次期核融合実験炉用プラズマ対向機器表面材料として、幾つかの材料が検討されている。本報では、溶融型モリブデンについて、電子及びイオンビームによる熱衝撃試験を行い、溶融層の構造変化を調べた。溶融型Moは従来の粉末焼結型Moに比べ、結晶粒が大きく、延性が良いこと、不純物が少ないこと等の性質を有している。以下に主要結果を示す。(1)電子ビーム照射試験において、溶融型Moと粉末焼結型Moでは表面損傷状態に大きな違いがある。溶融型Moでは、多少の損傷は確認されたが、単結晶性は表面溶融後においても残っているのに対し、粉末焼結型Moでは、多数のクレータ痕が表面に生じた。これは、粉末焼結型Mo内に残っている不純物ガスによるものと考えられる。(2)電総研核融合実験装置において、Moリミターを採用したことにより、従来得られていた黒鉛リミターでのプラズマ閉じ込め特性と比べ、その特性が改善された。
林 巧; 奥野 健二; 山中 恵一*; 成瀬 雄二
Journal of Alloys and Compounds, 189(2), p.195 - 199, 1992/12
被引用回数:8 パーセンタイル:59.83(Chemistry, Physical)核融合炉の第一壁に注入されるトリチウムが持つと予想されるエネルギー(数10数100eV)に近い領域のD
イオンを用いて、アルミニウムリチウム(Al-Li)合金中での重水素の透過挙動を調べた。Al-Li合金板(0.89及び2.22Wt%Li,厚さ0.4mm、直径約34mm)を脱脂洗浄後試料とした。実験条件は、入射エネルギー(E)=100-1800eV、入射フラックス(
)=0.1
1.3
10
D
/cm
s、試料温度(T)=550-825Kとした。結果、重水素の透過フラックス(
p)と入射エネルギー(E)との間には顕著な相関は認められなかったが、入射フラックス(
)との間には
=
(
)
又は
-
(
)の相関を示した。また、透過量の温度依存性は各合金とも2つの温度領域に分けられ、高温領域では顕著な依存性を示すが、低温領域ではほぼ一定であった。この変化はAl-Li合金における相変化(
相と
+
相)と密接にかかわっている可能性がある。
安東 俊郎; 児玉 幸三; 山本 正弘; 新井 貴; 神永 敦嗣; 堀池 寛; 衛藤 基邦; 深谷 清; 木内 昭男*; 照山 量弘*; et al.
Journal of Nuclear Materials, 191-194(2), p.1423 - 1427, 1992/09
改造臨界プラズマ試験装置(JT-60U)用第一壁,ダイバータ板材料の製作段階に得られた抜取り検査データに基づき、三種の等方性黒鉛及び四種のC/C複合材に対して、その物理的,機械的特性の品質分布を調べた。評価した物性値は密度,電気比抵抗,熱膨張率,熱伝導率,曲げ強度,引張強度及び圧縮強度である。その結果、平均値で規格化した標準偏差の最大値は、C/C複合材では22.7%%,等方性黒鉛では9.2%であった。したがって、このような材料品質のバラツキを、等方性黒鉛やC/C複合材を用いたアーマタイルの設計で考慮する必要がある。また、これらの物性値間の相関関係も、幾つかの材料で認められた。
小野瀬 庄二
ICFRM-5, ,
(目的)Y2O3微粒子を母相中に分散させることにより高温強度を向上せた酸化物分散強化フェライト鋼(ODSフェライト鋼)を電子照射し,その組織変化について検討した。(実験方法)試料はFe-13Cr-0.25Y2O3ODSフェライト鋼にNb,V,Zrを微量添加したものを用い,1MeVの電子線を673K,723Kで15dpaまで照射した。その後,EDSによる濃度分析を行った。(結果)照射によるY2O3の変化及びボイドの形成は認められなかった。また転位のループ及び析出物の形成が認められた。転位ループは =a 100
, =a/2
111
の2タイプが形成し,析出物は板状及び球状に形成し,照射初期に形成する転位ループのタイプと高い相関関係を持つことが認められた。また,照射領域での明確な照射誘起偏析は認められな