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河村 繕範; 榎枝 幹男; 西 正孝
JAERI-Conf 98-006, p.255 - 272, 1998/03
核融合炉固体増殖ブランケット内で生成したトリチウムは、ヘリウムを主体としてブランケットパージガスに移行し、ブランケットから取り出される。この取り出されたトリチウムをヘリウムと分離する方法として低温モレキュラーシーブ吸着法が有力とされており、設計に必要な速度論的データの集積が吸着操作に関して行われてきた。しかし、システムとして成立させるには、再生操作の検討も必要である。再生操作は、真空排気、昇温脱離等が考えられるが再生効率等を検討し、どの方法が優れているか検討されたことはない。本研究では、考えられる再生操作について実験とシミュレーションにより、おおまかな評価を行った。
西川 正史*; 馬場 篤史*; 河村 繕範; 西 正孝
JAERI-Conf 98-006, p.170 - 182, 1998/03
核融合炉ブランケットのトリチウム増殖材であるリチウムセラミックスからのトリチウム放出挙動は、まだ完全に理解されていない。ブランケットスウィープガスにHあるいはD2を添加する計画があるが、気相中水素同位体と増殖材表面のトリチウムとの交換反応速度も定量されていない。本研究では、この交換反応速度を実験的に求めた。また、交換反応がブランケットのトリチウムインベントリーに与える影響についても検討した。
土谷 邦彦; 河村 弘; 淵之上 克宏*; 澤田 博司*; 渡海 和俊*
JAERI-Conf 98-006, p.245 - 251, 1998/00
核融合炉ブランケットで用いられるトリチウム増殖材として、低温でのトリチウム放出性等の観点から、微小球形状のリチウムタイタネイトが注目されている。一方、微小球の製造方法としては、湿式法が最も有望視されている。予備製造試験において、リチウムタイタネイト微小球の密度は約40%T.D.であった。そのため、本研究では、湿式法によるリチウムタイタネイト微小球の密度向上試験を行った。密度向上試験の結果、微小球焼結密度が81%T.D.となり、目標焼結密度(80~85%T.D.)を満足する製造条件(熟成温度:-30C・1時間、焼結温度:1400
C・4時間)が明らかになった。上記条件により製造したリチウムタイタネイト微小球の基本的特性を調べた結果、真球度は1.0~1.2、圧潰荷重は46Nであり、使用可能であることがわかった。
星野 毅
no journal, ,
日本と欧州で核融合エネルギー開発の早期実現をはかることを目的として行う研究開発である幅広いアプローチ(BA)活動の一環として、水素により還元されにくく、Liの蒸発及び核的燃焼に対する耐久性の高い先進トリチウム増殖材料として、LiTiO
よりLi/Ti比が大きく、しかもLi
TiO
の結晶構造を持つ先進トリチウム増殖材料であるLi添加型Li
TiO
(Li
TiO
)の研究開発を行った。始発原料に水酸化リチウム一水和物とメタチタン酸を用いることで、高温・長時間使用時においても化学的に安定な単一相の結晶構造を有するLi添加型Li
TiO
が合成可能となることを初めて明らかにした。さらに、このLi添加型Li
TiO
粉末を用い、核融合炉に装荷する際の形状である微小球を湿式造粒法により試作試験を行ったところ、約1mmのLi添加型Li
TiO
微小球の試作に成功した。
榎枝 幹男; 谷川 尚; 廣瀬 貴規; 鈴木 哲; 落合 謙太郎; 今野 力; 河村 繕範; 山西 敏彦; 星野 毅; 中道 勝; et al.
no journal, ,
我が国は、水冷却固体増殖テストブランケット・モジュール(TBM)を主案として、ITERの核融合環境を用いて、モジュール規模で核融合環境下で増殖ブランケットの性能試験を行うための、ITER-TBM試験に向けて開発を進めている。我が国は、これまでに、実規模のモジュールの第一壁,側壁,増殖材充填容器の製作に成功するとともに、第一壁と側壁の組合せ試験にも成功した。さらに、厚さ90mmの後壁の製作技術についても、模擬材料を用いたモックアップの製作を終了した。モジュール製作技術をほぼ見通した。また、トリチウム生産のために必要な技術として、先進増殖・増倍材ペブル製作技術の開発や、核融合中性子を用いたとリチウム生成回収試験による、トリチウム生産技術開発についても進展した。本報告ではこれらのTBM開発の最新の成果を報告する。