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高橋 幸司; 梶原 健; 春日井 敦; 小林 則幸; 坂本 慶司
Proceedings of 8th IEEE International Vacuum Electronics Conference (IVEC 2007), p.275 - 276, 2007/05
ITER用ミリ波伝送部に相当するコルゲート導波管や7個のマイターベンドから構成される伝送系の170GHz,大電力長パルス伝送実験を行った。その結果、ITER仕様値と同等レベルの92%という伝送効率が得られることを実証した。伝送時に導波管の温度上昇が観測されたが、基本伝送モードであるHE11とベンド等で励起され得るHE12やHE13の高次モードのビート波長に相当する間隔での導波管温度上昇は見られず、一方、ベンド間あるいはその近傍において比較的高い温度上昇が観測された。この結果から、高次モードの励起割合は極めて低いもののベンドでの励起と反射が生じ、導波管の温度を上昇させていると考えられる。
春日井 敦; 梶原 健; 高橋 幸司; 小林 則幸; 假家 強*; 満仲 義加*; 坂本 慶司
no journal, ,
原子力機構では、高周波を用いたITER用プラズマ加熱装置ジャイロトロンの研究開発を進めている。これまでに高周波回路,電子銃,制御方式の改良等を行ったジャイロトロンを製作し、長パルス実験を重ねてきた。その結果、出力0.6MW,総合効率46%,動作時間1時間(3600秒)の大電力定常動作の実証に成功した。動作時間1時間はITERで要求される燃焼時間400秒よりはるかに長く、ITERで検討されている長時間運転モードにも対応できる。さらに、長パルス動作時のジャイロトロンの発振特性を明らかにし、長パルス動作過程で電子ビームのピッチファクター,空胴磁場強度を制御することで、ジャイロトロンの運転領域を高効率領域まで引き上げることに成功した。その結果、従来の運転方法では達成できなかった出力0.82MWで56%の高効率動作を600秒(10分)以上動作させることに成功した。これは100GHz帯のジャイロトロンにおいて理論上の効率に近く、ITER用ジャイロトロンの実用化に向けた大きな成果と言える。