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H.Maetzing*; 広田 耕一; K.Woletz*; H.-R.Paur*
Journal of Aerosol Science, 25(SUPPL.1), p.S325 - S326, 1994/05
1000Nm/hの空気にブチルアセテイト及びキシレンを100mgC/Nmの濃度になるように加え、これに電子線を照射した。照射は550keV/30mAの電子線加速器を備えたKfKのAGATE-IIパイロットプラントで、0~10kGyの範囲で行われた。その結果、ブチルアセテイトで約65%、キシレンで約90%の除去率が、FID及びGCにより測定された。ガス生成物の定性・定量はFT-IR及びイオンクロマトグラフィーで行い、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、CO及びCOが、ブチルアセテイト及びキシレンの照射により観察された。また、キシレンの場合のみ見られたエアロゾルは10kGyの照射でCHOなる化合物であることがわかった。また、VOCの分解について、AGATE-codeを用いて検討を行った。
南波 秀樹; 徳永 興公; H.-R.Paur*
Journal of Aerosol Science, 22(1), p.475 - 478, 1991/00
石炭燃焼排煙からの硫黄酸化物、窒素酸化物等の放出は、環境汚染の主要な元凶の一つであると考えられている。電子線照射法は、日本で開発された技術であるが、乾式同時脱硫脱硝法であること、副生物が肥料であること等の特長をもつ排煙処理法である。電子線照射に伴うエアロゾルの生成はこれまで、kfkで精力的に研究がなされ、粒子の直径がサブミクロンの領域にあることが分っている。我々は、原研において、1500ppmのSO、350ppmのNOを含む模擬石炭燃焼排煙中に生成するエアロゾルの粒径分布を、レーザーエアロゾルスペクトロメーターとアンダーソンサンプラーを用いて測定し、粒径分布は主に0.33-0.55mの間にあることを見出した。また、異った線量におけるエアロゾル中の化学成分(NH,NO,SO)の分布をイオンクロマトグラフを用いて測定した。
小野寺 淳一; 藪田 肇; 西薗 竜也; 中村 力; 池沢 芳夫
Journal of Aerosol Science, 22(SUPPL.1), p.S747 - S750, 1991/00
解体作業時の空気中放射能濃度を評価する場合、切断作業等に伴って発生するエアロゾル発生量、移行率、粒度分布等のパラメータを知ることは、放射線防護上重要である。1986年から動力試験炉(JPDR)で行われている解体実地試験において、これらのパラメータについて収集、評価を行った。汚染配管の熱的気中切断時の移行率は、配管材質の場合及び放射性物質の場合ともにほぼ同じ10%オーダーであったが、機械的気中切断時の移行率は、配管材質の場合が0.01%以下であったのに対して、放射性物質の場合は、数%オーダーとなった。一方、炉内構造物、原子炉圧力容器の水中切断では、移行率は10~10%程度であり、エアロゾルの粒度分布は単分散に近くサブミクロン領域の小さなものであった。また、エアロゾル発生量の水中切断による低減効果を定量的に評価することができた。