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丹羽 正和; 田村 肇*; 末岡 茂; 清水 麻由子
no journal, ,
ボーリングや坑道掘削中に新たに遭遇した断層など、上載地層の無い場合における断層の活動性評価として、断層内物質を用いた手法が検討されている。本研究では、敦賀半島に分布する小断層を事例に、断層内物質のカリウム・アルゴン年代測定に基づき、断層の活動時期を評価することを試みた内容について紹介する。本研究で用いた試料のカリウム・アルゴン年代は、周囲の母岩のウラン・鉛年代やフィッション・トラック解析などから復元される岩体の冷却曲線と調和的である。X線回折分析の結果も踏まえると、断層の主な活動時期は、試料から0.1ミクロン以下の極細粒に分離したフラクションが示したカリウム・アルゴン年代に相当する約4千万年前であり、それ以降は顕著な断層活動やそれに伴う熱水活動を経験していないものと推定される。