Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
及川 哲邦; 平野 雅司; 傍島 眞; 佐藤 猛*; 佐藤 一男*
IAEA-CN-61/2, 0, 14 Pages, 1995/00
本論文は、原子力安全委員会の活動を中心に、我が国における原子力施設の運転安全に関する活動の概要を紹介するものである。原子力安全委員会の運転安全に関する活動は、大きく以下の3つに分類される。(1)国内原子力施設で発生した故障等の再発防止策が妥当なものかを審議している。(2)国内外の原子力施設で発生した事象から、一般的な安全問題についての検討をしている。TMI-2号炉事故については、得られた教訓を指針にまとめた。(3)毎年原子力安全白書を発行し、その1989年版では、「原子力発電所における故障等とその教訓の反映」を重要課題とし、今後重要となる経年劣化について研究の重要性を指摘した。原子力安全委員会は、これらの活動を通して、得られた教訓を日本の原子力施設のさらなる安全確保に反映している。
及川 哲邦; 渡邉 憲夫; 平野 雅司
IAEA-CN-61/31, 0, 15 Pages, 1995/00
本論文は、日本の軽水炉で発生した異常事象の発生頻度をカテゴリー別に評価し、主な異常事象の発生頻度を米国と比較したものである。日本の軽水炉で発生した異常事象を通産省が編集している「原子力発電所運転管理年報」から拾い出し、PWR94件、BWR188件を評価対象とした。これら評価対象事象を米国のカテゴリーに分類し、運転管理年報に記載された発電時間(1993年3月31日現在で、PWRで155.8炉年、BWRで178.9炉年)を用いてカテゴリー別の発生頻度を評価した。代表的な異常事象の発生頻度を日本と米国で比較すると、概ね米国の数分の1から20分の1となっていた。日本では蒸気発生器伝熱管漏洩下での運転が認められていないため、その発生頻度が米国より高くなっている。日本と米国で発生頻度を比較する際には異常事象の報告基準とプラクティスが異なっていることに注意すべきである。