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大村 彩子; 町田 晃彦; 綿貫 徹; 青木 勝敏; 中野 智志*; 竹村 謙一*
Journal of Alloys and Compounds, 446-447, p.598 - 602, 2007/10
被引用回数:21 パーセンタイル:68.60(Chemistry, Physical)Scは同属のLa, Yと同様に水素化物を形成することが知られており、2水素化物(ScH
)及び3水素化物(ScH
)は過去に高温・高水素圧下で生成されている。ScH
は蛍石型構造をとり金属状態であることが広く知られているが、ScH
は大気圧下で不安定なため母体金属の構造以外はほとんど報告がなかった。そこで、われわれは高圧発生装置ダイヤモンドアンビルセルを用いて、高密度の流体水素とScを直接反応させて室温・高圧力下で水素化物を合成し、高圧力下でのSc水素化物のX線回折及び赤外分光を行った。合成したSc水素化物を加圧すると、ScH
の形成を経て、圧力5GPa付近でScH
が現れた。さらに加圧すると25GPa付近から約20GPaの広い圧力領域で回折パターンは連続的に変化し、45GPaでfccで指数付けできる回折パターンに落ち着いた。
永田 晋二*; 井上 愛知; 山本 春也; 土屋 文*; 高野 勝昌; 藤 健太郎*; 四竈 樹男*
Journal of Alloys and Compounds, 446-447, p.558 - 561, 2007/10
被引用回数:23 パーセンタイル:70.77(Chemistry, Physical)触媒金属を表面に担持した酸化タングステン膜は、水素と反応することにより着色することが知られている(ガスクロミック現象)。しかしながら、水素によるガスクロミック着色の詳細なメカニズムは、未だに明らかになっていない。本研究では、ガスクロミック着色のメカニズムを解明することを目的に、種々の組成の酸化タングステン膜を作製し、酸化タングステン膜中の水素の挙動と着色現象の関係について調べた。反応性スパッター法により成膜中の酸素分圧を制御し、O/W原子数比を2.5
3.0まで変化させた酸化タングステン膜を作製した。薄膜試料中の水素は、ヘリウムイオンビームを用いた反跳粒子検出法により評価した。実験の結果、O/W原子数比が3.0近傍の酸化タングステン膜が最も良い着色性能を示した。さらに、水素に曝して着色させると薄膜中の水素濃度が2割程度増加することが確認できた。これより、この着色がタングステンブロンズ(HWO
)の形成と関連していることがわかった。
町田 晃彦; 大村 彩子; 綿貫 徹; 青木 勝敏; 竹村 謙一*
no journal, ,
イットリウム水素化物についてダイヤモンドアンビルセルを用いて高圧下放射光X線回折実験を行った。そして金属格子がhexagonal格子からfcc格子へと11GPaから20GPaの広い圧力範囲に渡る中間領域を経て可逆的に起こることを明らかにした。およそ11GPaでhexagonal格子からの回折ピークが急激に弱くなり、新たなピークが出現するが、この中間領域の回折パターンはこれまで報告されていたようなhexagonal相とfcc相の単純な二相共存状態では再現することができない。また、これまで母体金属で知られている高圧構造でも再現することができないため、観測された構造相転移は複雑な転移機構をもっていると推測される。本発表ではX線回折実験により得られたデータをもとにイットリウム水素化物の圧力誘起構造相転移について議論する。