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岩本 修
no journal, ,
日本の核データライブラリJENDLの核データ評価のために核反応計算コードCCONEを開発してきた。CCONEは光学モデル,前平衡過程励起子モデル,Hauser-Feshbach統計モデルなどを組み合わせて、200MeV程度までの核子や光子入射反応に対する断面積及び反応放出粒子スペクトルなどを計算することが可能である。最近は残留核の反跳スペクトルや核分裂片からの粒子放出などの計算機能を追加している。CCONEの概要と最近の進展について紹介する。
橋本 慎太郎; 永井 泰樹*
no journal, ,
医療用RIの一つであるLuを加速器により製造する方法として、加速した重陽子を濃縮したYb試料に照射して生成する手法が検討されている。ただし、濃縮Yb試料に含まれる他のYb同位体も重陽子と反応するため、Lu以外のLu同位体が不純物として生成される。医療用には高い核種純度のLuが求められるため、不純物の生成量とLuの核種純度を定量的に評価する手法が必要となる。そこで、実験値に基づいて、Yb試料に重陽子を照射して生成される全てのLu同位体の反応断面積モデルを決定した。続いて、このモデルと粒子輸送計算コードPHITSを組み合わせることにより、任意の組成比をもつYb試料に重陽子を照射した場合のLu同位体の生成量とLuの核種純度を評価可能とした。この手法を用いることにより、例えば濃縮度が99.9%の市販のYb試料を用いた場合、重陽子エネルギーが20MeVの時は98%、15MeVの時は99%となる核種純度のLuを生成することがわかった。重陽子を用いて高核種純度のLuが製造可能であることなどを示した本成果は、加速器を用いた医療用Luの供給体制の構築に貢献することが期待される。
吉田 数貴
no journal, ,
原子核反応研究の現状と今後の展望という観点から、アルファノックアウト反応の将来について発表する。特に近年の、安定核領域でのアルファノックアウト反応断面積の定量的再現や、中重核でのアルファ粒子形成の確認について紹介する。また、不安定核領域やアルファ崩壊核でのアルファノックアウト反応を用いたアルファ振幅決定についての展望を述べる。