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近藤 達男
日本鉄鋼協会西山記念技術講座, p.247 - 276, 1990/00
高温ガス炉の歴史、特徴、炉型概念、開発状況を概観したのち、プロセス加熱炉に焦点をあて、そのための材料の標題及び炉工学的な問題点、研究開発方法論、素材の開発と改良について総説した。さらに各論においては、高温工学試験研究炉のために行われた材料開発研究の結果として実用に到ったハステロイXRについてその改良原理と長期耐久性にかかわる研究結果を関連技術を含めて紹介した。また、耐圧部構造材料として改良と試験の対象となった21/4Cr-1Mo鋼についてもその経年劣化、健全性などについての試験研究の成果を要約し、最後に将来の高度化に向けた材料開発の代表的なものとしてNi-Cr-W系超耐熱合金の開発戦略として代様創出までの経過を述べた。
近藤 達男
日本鉄鋼協会西山記念技術講座, p.203 - 231, 1985/00
一般にクリープは疲労ほどには環境の支配が問題にされない。しかし非常に長期の場合ないしは温度が特に高い場合は表面反応の活性化,固体の拡散,相変化などの一連の波及効果によってクリープ特性は変化し、構造物の寿命予測にとって無視できない影響を及ぼすと推定される。不活性気体中の材料挙動を目下開発途上の超高温型のヘリウム冷却原子炉(VHTR)の耐熱合金開発の研究の経験をもとに論じ、その問題の特異性,損傷の機構,合金開発への反映、などについて詳論する。試験データに見られる一般的な傾向を環境と材料の化学ポテンシャルの関係で見なおすことによって解釈を与えることができ、それをもとにして合金設計を考えることが目標の高温システムに適合型の合金開発につながることを提言している。
近藤 達男
日本鉄鋼協会西山記念技術講座, p.159 - 191, 1973/00
腐食疲労データの解釈と応用を中心にした一般論のあと、疲労き裂発生機構と、伝播の動力学的な問題について過去3~4年の進歩の総説を行なった。特に問題を鉄鋼の場合にしぼって詳説し、新しく発展して来た、線形破壊力学の応用にもとづく現象論的なき裂伝播の法則性の記述、腐食環境効果の物理化学的内容の解明へのいとぐちとなる諸事実の解説などでまとめた。