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高橋 嘉夫*; 木村 貴海; 加藤 義春; 薬袋 佳孝*; 富永 健*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 212(1), p.11 - 21, 1996/00
ポリアクリル酸及びポリマレイン酸錯体中のユウロピウム(III)に結合した水分子数を評価するために、それらの蛍光寿命を測定した。支持電解質濃度が0.01Mの場合、錯体中のユウロピウム(III)に残存する水和数は3.5~4.5の範囲であった。残存水和数は支持電解質濃度の増加とともに減少した。これらの結果は、錯体中のユウロピウム(III)は高分子配位子によりとり囲まれていることを示す。
渡辺 智; 橋本 和幸
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 201(5), p.361 - 370, 1995/00
塩酸-TBP抽出系を用いたときの尿中のテクネチウムの溶媒抽出挙動を調べた。塩酸濃度1Mから5Mにおいて、尿を加えない場合よりも尿を加えた場合のほうが、テクネチウムの分配比は減少することがわかった。ペーパークロマトグラフィーにより尿中のテクネチウムの化学形を調べた。尿を加えた場合、過テクネチウム酸イオンは、塩酸の存在下で還元されることがわかった。溶媒抽出における分配比の減少は、過テクネチウム酸イオンの還元に起因していることが判明した。
橋本 和幸; 大森 巍*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 188(6), p.391 - 400, 1994/00
過テクネチウム酸イオン(TcO)とチオ尿素の反応によって生成するテクネチウム(III)-チオ尿素錯体は、テクネチウム(III)錯体合成の出発物質として応用されている。本研究ではテクネチウム(III)-チオ尿素錯体の生成反応について、可視スペクトルを追跡することにより、速度論的に解析した。その結果、2つの反応(初期反応および後期反応)が観測され、それぞれの反応の見かけの速度定数を求めた。それぞれの速度定数は、チオ尿素濃度の2次に比例していることがわかり、それぞれの反応の律速段階は、Tc(VII)からTc(V)およびTc(III)の還元反応であると結論された。
G.Ferro-Flores*; 守屋 孝; 三浦 文徳; 松岡 弘充; 保泉 澄*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 175(3), p.219 - 228, 1993/00
C標識カルボン酸を合成するための短時間合成法の検討を、装置の設計・製作および[1-C]安息香酸の合成を通して行った。この結果、化学的、放射化学的収率および化学的、放射化学的純度は満足できる値で、全操作に要した時間は20分以内であったことから、本法はC標識カルボン酸の合成に適用できることが示された。
臼田 重和; 梅澤 弘一
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 127(6), p.437 - 446, 1988/06
テトラフルオロホウ酸(HBF)を少量含有した塩酸及び硝酸混合溶液中におけるウラン及び他諸元素の陰イオン交換樹脂への吸着平衡を測定し、HBFの容量分配係数(Dv)におよぼす影響を調べた。一般に、HBFの添加により、Dv値はいくらか減少する傾向にあった。一方、HBF-HCl及びHBF-HNO溶液中のジルコニウム並びにHBF-HNO溶液中のニオブは、全く吸着性を示さなかった。
山田 康洋; 富永 健*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 126(6), p.455 - 466, 1988/00
低温窒素マトリックス中における鉄ペンタカルボニルとエテンの紫外光照射による光化学反応をメスバウアー分光法を用いて研究した。エテンマトリックスあるいは均一共凝縮マトリックス中で、鉄ペンタカルボニル分子とエテン分子が近接しているときに紫外光照射を行うと、鉄テトラカルボニルエテンが生成する。また、層状マトリックスに捕えられた鉄テトラカルボニルとエテンの熱反応では、鉄テトラカルボニルエテンは生成せず、別の化学種が生成した。
臼田 重和; 吉川 英樹*; 間柄 正明; 初川 雄一
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 117(6), p.329 - 336, 1987/06
He+Am反応でBK(半減期:4.5,4.35時間)を合成し、3価BKの鉱酸-メタノール混合溶媒による陰イオン交換挙動を調べた。塩酸を含む混合溶媒を用いると、BKはAm及びCmとCf及びFmグループの中間に溶離された。この系を用いて主なFP及びAlキャッチャーフォイルからの高温下でのBKの分離と、及びX線スペクトル測定のための試料調製を5分以内に行うことができた。硝酸を含む混合溶液でのBKの吸着挙動についても検討し、Ceからの迅速分離法を確立した。
安達 武雄; K.Kammerichs*; L.Koch*
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 117(4), p.233 - 241, 1987/04
使用済燃料中のNpを精度良く定量するため、Npをスパイクとして用いた同位体希釈放射化学的定量法を確立した。使用済燃料中にはAmの娘核種であるNpが存在しており、これをスパイクとして用いた。NpをTTA(テノイル-トリフルオロアセトン)溶媒抽出法を用いてU,Pu,Am,Fpから分離後NpとNpに放射能比を線スペクトロメトリで同時に測定する。別に求めたAm濃度とこの放射能比からNp量を求める。使用済LWR燃料中のNp分析に適用した。
郡司 勝文; 吉田 善行; 安達 武雄; 小森 卓二
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 118(3), p.225 - 233, 1987/00
Ru-96濃縮同位体をスパイクとして用いる核分裂生成物ルテニウムの同位体希釈質量分析法を開発した。
臼田 重和; 間柄 正明
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 119(1), p.67 - 75, 1987/00
核分裂生成物中に多量に存在する軽いランタノイド元素の迅速相互分離法を確立した。この方法は、先に開発した高温における硝酸ーメタノール混合溶媒系の陰イオン交換クロマトグラフィーを応用したものである。
工藤 博司; 奥野 健二; 須貝 宏行; 永目 諭一郎
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, Letters, 93(1), p.55 - 64, 1985/00
Li(n,)H反応によって固体リチウム化合物中に生成するトリチウムの存在状態を、放射化学的手法(重水溶解法)によって分析した。LiOH,LiO,LiN中に生成するトリチウムはほぼ100%がT状態で存在し、LiH,LiPb,LiCなどでは主としてTの状態に在ることが判明した。他方、LiO,LiS,LiF,LiCl,LiBr,LiIなどの結晶中では、T,TおよびT状態に分布して存在するという結果を得た。LiO中のトリチウムの存在状態については、中性子フルエンス依存性が見られ、2.510cmで58%を占めたT成分は、6.310cmで81%と増加した。