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高村 三郎; 小桧山 守*
Phys.Status Solidi A, 94, p.595 - 600, 1986/00
被引用回数:1 パーセンタイル:15.24(Materials Science, Multidisciplinary)低温照射した純金属を加工すると、照射欠陥の回復過程が未加工材に比べて変化するが、これは運動転位による点欠陥の再配列が起こるためであった。合金においての点欠陥-溶質原子複合体に対する運動転位の効果を知るために内部摩擦の緩和ピークの挙動を調べた。僅かな加工によって複合体の緩和ピークは大きく変化するが、運動転位により複合体の構造が変化したものと考えられる。
高村 三郎; 小桧山 守*
Phys.Status Solidi A, 95, p.165 - 172, 1986/00
被引用回数:7 パーセンタイル:45.29(Materials Science, Multidisciplinary)低温で加工した希薄合金の電気抵抗回復曲線と弾性率測定を行い、加工によって生成した点欠陥の回復過程を調べた。アルミ合金では合金の種類によって、ステージIIだけに起こる硬化とステージII,IIIの温度範囲で硬化が生ずるものとがある。これらは空孔-溶質原子複合体、空孔集合体-溶質原子複合体によるものとして議論した。
小桧山 守*; 高村 三郎
Phys.Status Solidi A, 90, p.253 - 276, 1985/00
被引用回数:7 パーセンタイル:44.82(Materials Science, Multidisciplinary)極低温で各種銅、銀希薄合金を高速中性子照射し、内部摩擦および電気抵抗測定を行い、各温度に焼鈍したことによる内部摩擦スペクトルの成長消滅を調べ、電気抵抗の回復挙動と比較を行った。格子間原子-溶質原子複合体は2~3の成分から成り、それそれの移動温度を知ることが出来た。各合金の複合体の特性について議論した。
小川 徹
Phys.Status Solidi A, 66, p.175 - 181, 1981/00
被引用回数:2 パーセンタイル:23.16(Materials Science, Multidisciplinary)明瞭なモルフォロジーを有する、粒子状ZrC結晶をZrBr-CH-H-Ar系からの化学蒸着によって合成した。結晶の基本形はプリズムであり、110方向に伸び、それぞれ4つの{111}面、2つの{111}面と2つの{100}面、2つの{111}面と1つの{100}面で囲まれた、菱形、偽-菱形、三角形断面を有していると考えられる。その他に、おそらく100軸を有する円錐形結晶も見られた。これらのプリズム形、および円錐形結晶が、同一の結晶群から成長していることから、上記モルフォロジーは蒸着位置に依存しないと考えられる。プリズムのモルフォロジーはZrCのNaCl型構造において、強い金属-金属、金属-非金属結合を仮定して、PBC理論によって説明する事ができた。{111}面の安定性はZrCの結合のイオン性が小さいことを意味すると考えられる。
内田 勝也*; 野田 健治; 谷藤 隆昭; 那須 昭一; 桐原 朝夫*
Phys.Status Solidi A, A58(2), p.557 - 566, 1980/00
中性子照射したLiO(単結晶および焼結体ペレット)の照射損傷を光吸収測定により調べ、以下に示す結果を得た。(1)310,375,570,720,800および1100nmに吸収帯を見出した。このうち310nmバンドはF中心,他はF中心の集合体による吸収帯と推定される。(2)高照射量で800nm吸収帯の長波長側にゼロフォノン線と考えられる鋭い吸収を観察した。(3)原子炉照射の場合、LiO中の照射損傷は主に、Li(n,)T反応で生成するトリチウム,ヘリウムおよび高速中性子によって形成され、欠陥生成に対する効率は、高速中性子の方が、(n,)反応よりも約5倍大きかった。
綾野 哲雄*; 大野 英雄; 河村 和孝*; 古川 和男
Phys.Status Solidi A, 51(2), p.325 - 332, 1979/00
被引用回数:3非晶質合金は高強靱材料、超耐食材料、高透磁率材料などとして現実に利用される可能性のある興味ある物質系である。従来から非晶質合金の構造は、剛体球のDense Random Packing(DRP)模型で説明されると言われているが、まださまざまな問題を含んでいる。従来の模型の大きな欠点は、(1)動径分布函数(RDF)が模型と実測値でかなり差がある。(2)模型の密度が実測値よりはるかに小さい、等である。本研究ではPdSi非晶質合金を対象に従来の構造模型を改良し、実測されたRDFを密度を再現できる構造模型を作成した。
高橋 純三*; 小沢 国夫; 山口 貞衛*; 藤野 豊*; 吉成 修*; 平林 真*
Phys.Status Solidi A, 46(1), p.217 - 223, 1978/01
被引用回数:10抄録なし
小沢 国夫; 菊池 昭*
Phys.Status Solidi A, 41(1), p.289 - 294, 1977/01
被引用回数:0LNTLを用いて、液体窒素温度で中性子照射した。NaCl単結晶の照射硬化ならびに照射により導入された欠陥の生成・消滅過程を熱褪色法で調べた。210nvtの中性子束を照射した試料で300~373Kの温度領域で降伏応力の逆回復が見られた。この現象は光吸収測定の結果と対比させ、562ならびに660nmのコロイドバンドの生成に先行して生ずることから、直径20m以下の微細なNa金属粒子の析出硬化によると同定された。これより高温における色中心と転移との相互作用による硬化現象の機構が論じられている。
下司 和男
Phys.Status Solidi A, 33(2), p.479 - 482, 1976/02
被引用回数:108(NH)H(SO)の室温以下にみられる相転移を誘電率の測定によって調べ、-8C,-132C,-140Cに相転移が存在することを確認した。示差熱解析とAC-熱量計による比熱測定の結果、-28C附近にみられる誘電率の幅広いピークは相転移に対応せぬことが明らかとなった。各相転移の次数を決定し、転移機構を論じた。
佐々木 貞吉
Phys.Status Solidi A, 34(1), p.339 - 346, 1976/01
被引用回数:11被照射KSOのTSEEを-165~550Cで調べ、5種類のグローピーク(-45C,5C,152C,210C,265C)を観測した。それぞれのグローピークについてエキソ電子放出機構を検討したところ、-45Cおよび265Cピークはエレクトロンタイプのラジカル種が関与するTSEEであり、また5C、152Cおよび210Cピークはエレクトロンタイプのラジカル種がホールタイプのラジカル種と再結合するさいに起るTSEEであることがわかった。TSEE強度の線量依存性をみると、510Radで最大になり510Rad以上では零になる。ラジカル種の収率は10Rad以上でも増加するので高線量領域におけるTSEE強度の減少は、放射線損傷により固体表面層の結晶構造が乱れたことに起因すると考えられる。
鎌田 耕治; 吉沢 勲*; 楢本 洋
Phys.Status Solidi A, 29(2), p.545 - 549, 1975/02
被引用回数:0転位の運動に伴なう熱的活性化過程の全自由エネルギーを温度の関数として室温から4.2°K迄測定した。試料はD(d,n)Heよって出てくる約4MeVの中性子を銅単結晶に照射したものを用いた。その結果、全自由エネルギーは弾性常数に比例し、両者の比は全く温度依存性を示さなかった。即ち、転位の運動を妨害する照射欠陥は一種類に限られ、spectrumを持たないことが判明した。今迄に発表されている原子炉中性子による照射結果も同様に解析されたが、それらは明らかに全自由エネルギーの温度依存性を示し、単色中性子線照射の結果とは著しい差を示した。実験は2MeV V.D.Gにより行なわれた。
鎌田 耕治; 吉沢 勲*; 楢本 洋
Phys.Status Solidi A, 29(1), p.231 - 239, 1975/01
被引用回数:2転位が照射欠陥等と相互作用を持ちながら運動する際の全自由エネルギーを実験的に求めるformulationを導出し、それを電子線照射された銅単結晶に適用した。その結果、転位の運動を妨害する照射欠陥には二つの種類があり、夫々高温領域および低温領域で有効な妨害物として作用することが判明した。さらに、活性化エントロピーを求めることにより、この解析がself-consistentであることを確かめた。
水林 博; 奥田 重雄
Phys.Status Solidi A, 29(1), p.35 - 38, 1975/01
極低温速中性子照射により、高純度Mo中に格子間原子を導入した。この格子間原子の回転運動による歪緩和を測定し、その活性化パラメーターを求めた。さらに、これまでの高周波での測定では観測出来ないような新たな緩和現象の存在を見い出した。
楢本 洋; 小沢 国夫; 岡田 東一*; 吹田 徳雄*
Phys.Status Solidi A, 22(2), p.445 - 453, 1974/02
被引用回数:1KBr結晶の77°K線照射によって誘起する硬化現象を光学吸収との同時測定により両者の線量依存性を調べ、又これらの結晶について77°Kから400°Kまで等時焼鈍を行い、それに伴う流動応力の回復を、光吸収の変化、熱発光を測定して色中心の崩壊と対応づけた。得られた結果は、?二段階よりなる硬化現象が格子間原子型欠陥に起因するV一吸収帯の複合性と関連している。?第一段階(210r)での硬化現象は二価不純物ないしNa不純物によって安定化された格子間原子型中心に起因する。?第二段階(210r)の硬化現象は不純物によらないで安定化したdi-H型色中心による。?欠陥一個当たりの硬化量は第一段階で5.0G第二段階で6.2Gである事。?流動応力の回復は3つのstage,I)150~215°KII)215~250°KIII)250~350°K,よりなる事を明らかにした。
菊地 昭*; 小沢 国夫
Phys.Status Solidi A, 18(2), p.567 - 578, 1973/02
被引用回数:61.5~1.7MeVの陽子又は重陽子を用いNaF結晶のLNT照射が光学的測定によりRT照射と比較して行われ、LNT照射試料で新しい吸収帯を低温よりの熱処理過程で460、570、632,及び870nmに見出した。焼鈍過程のグロス曲線の解析より、比等吸収帯はF(p,)O又はF(d,)Oの核反応に基づき結晶内にイオン注入されたO原子の集合過程で生成する置換型「O分子イオン」が関興したF型中心である事を明らかにした。またLHeTでの光学吸収の測定よりF複合中心と関興するゼロフォノン線の同定が行われN帯領域の熱変換による分離・同定を行った。
小沢 国夫; 吉見 武夫*; 安西 修一郎*; 柳沢 三郎*
Phys.Status Solidi A, 19(1), p.39 - 41, 1973/01
Fe TeはTc=332°Kに2次の相転移点を持つ、フェリ磁性体である。此のキュリー点の圧力効果が磁気誘導法の手法で静水圧力6kbarまで測定された。キュリー点は圧力増加に伴い直線的に減少し、dTc/dP=-(2.90.1)deg/kbarの値を得た。種々の熱力学的データが求められているFe TeのTcに対する圧効果がEhrenfestの関係から求められ、dTc/dP=-0.4deg/kbarを得た。Fe TeとFe TeのFe原子vacancyのstoichiometory効果がもたらすExchange interactionが論んじられている。
鎌田 耕治; 吉沢 勲*; 楢本 洋
Phys.Status Solidi A, 18(1), p.377 - 386, 1973/01
被引用回数:7Cu,Cu-Ni,Cu-Si,Cu-Ge単結晶の電子線照射硬化を78Kと300Kで測定した。78K照射ではFrankの理論をもとにして格子間原子のtetragonalityに起因する硬化現象として結論された。300K照射では、導入された欠陥当りの非常に大きな硬化が観測された。この硬化機構についての可能性としてはinterstitial clusterによるものが考えられる。上述の結果から、78Kで照射後、格子間原子単独ないしは溶質原子と複合した形で存在する格子間原子が温度が高くなると動き、300K照射の後ではそれらがclusterを形成する事が理解された。降伏応力の温度依存性の実験から、100K以下にある「anomaly」に照射が影響を与える事もわかった。
奥田 重雄; 水林 博
Phys.Status Solidi A, 16, p.355 - 364, 1973/00
被引用回数:23Mo多結晶の内耗と弾性率を液体He温度で高速中性子照射した後測定した。同様の測定をMo単結晶とCu多結晶についても行って比較した。この結果、Moでは転位の釘づけが約30°Kから始まることを見出した。この釘づけ過程は80°Kまで進行する。80°K以上の焼鈍では弾性率の変化に伴なって、ピークの変化が観察された。MoとCuの釘づけ過程の違いは、Moでは熱活性化過程による転位の運動の成分が広い温度範囲で連続的に減少することによって生ずる。