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論文

What makes the peak structure of the $$Lambda p$$ invariant-mass spectrum in the $$K^{-3} rm He rightarrow Lambda$$$$pn$$ reaction?

関原 隆泰; Oset, E.*; Ramos, A.*

Acta Physica Polonica B, 48(10), p.1869 - 1874, 2017/10

 被引用回数:1 パーセンタイル:100(Physics, Multidisciplinary)

In this contribution we theoretically investigate what is the origin of the peak structure observed in the E15 experiment at J-PARC. Since the peak exists near the $$K^{-}pp$$ threshold, we expect two scenarios to produce the peak. One is that the $$Lambda (1405)$$ is generated but it does not correlate with $$p$$, and the uncorrelated $$Lambda (1405)$$-$$p$$ system subsequently decays into $$Lambda p$$. The other is that the $$bar{K} N N$$ quasi-bound state is indeed generated and decays into $$Lambda p$$. We calculate the $$Lambda p$$ invariant mass spectrum of the reaction with these two scenarios and compare it with the experimental one to interpret the experimental peak structure.

論文

Proton-neutron random phase approximation studied by the Lipkin-Meshkov-Glick model in the Su(2)$$times$$Su(2) Group

湊 太志

Acta Physica Polonica B; Proceedings Supplement, 10(1), p.131 - 138, 2017/00

乱雑位相近似法(RPA)は原子核の集団運動を記述するうえで有用な方法の一つである。しかしながら、RPAは本質的に1粒子1空孔状態までしか考慮していないために、ガモフテラー遷移などで励起幅をうまく記述することができないことが知られている。さらに高い粒子空孔状態を取り入れるためには、Second RPA(SRPA)法が使われる。この手法は、RPAと同じように準ボソン近似を通して2粒子2空孔状態を取り入れたモデルである。しかしながら、そのモデルでもガモフテラー遷移の分布をうまく説明することはできないことがこれまでの研究で分かった。この問題の一因は準ボソン近似の使用にある可能性がある。SRPAにおいて準ボソン近似が妥当であるかどうかは、厳密解を得ることができるLipkinモデルを使って調べることができる。この研究では、Lipkinモデルを荷電交換反応を記述するproton-neutron SRPA (pnSRPA)に使えるように拡張をした。このとき、2種類の異なる粒子が持つ2つのレベルを考慮するために、モデルスペースをSU(4)基底に拡張した。第一、第二励起状態エネルギーをHamiltonianを対角化する厳密な解法とpnSRPAの解法で計算し比較した結果を議論する。

論文

Two-, three-, many-body systems involving mesons. Multimeson condensates

Oset, E.*; 他10名*; 岡 眞

Acta Physica Polonica B, 47(2), p.357 - 365, 2016/02

 被引用回数:2 パーセンタイル:63.85(Physics, Multidisciplinary)

メソン複数個を含むエキゾチックハドロンに関する研究成果をレビューした。未発見の状態については、今後の実験による探索を示唆した。

論文

Measurement of the strong interaction induced shift and width of the 1s state of kaonic deuterium at J-PARC

Zmeskal, J.*; 谷田 聖; 他75名*

Acta Physica Polonica B, 46(1), p.101 - 112, 2015/01

 被引用回数:4 パーセンタイル:50.01(Physics, Multidisciplinary)

The antikaon-nucleon ($$KN$$) interaction close to threshold provides crucial information on the interplay between spontaneous and explicit chiral symmetry breaking in low-energy QCD. In this context, the importance of kaonic deuterium X-ray spectroscopy has been well recognized, but no experimental results have yet been obtained due to the difficulty of the measurement. We propose to measure the shift and width of the kaonic deuterium $$1s$$ state with an accuracy of 60 eV and 140 eV, respectively, at J-PARC. These results, together with the kaonic hydrogen data (KpX at KEK, DEAR and SIDDHARTA at DA$$phi$$NE), will then permit the determination of values of both the isospin $$I = 0$$ and $$I = 1$$ antikaon-nucleon scattering lengths and will provide the most stringent constraints on the antikaon-nucleon interaction, promising a breakthrough. Refined Monte Carlo studies were performed, including the investigation of background suppression factors for the described setup. These studies have demonstrated the feasibility of determining the shift and width of the kaonic deuterium atom $$1s$$ state with the desired accuracy of 60 eV and 140 eV.

論文

Alpha-photon coincidence spectroscopy along element 115 decay chains

Rudolph, D.*; Forsberg, U.*; Golubev, P.*; Sarmiento, L. G.*; Yakushev, A.*; Andersson, L.-L.*; Di Nitto, A.*; D$"u$llmann, Ch. E.*; Gates, J. M.*; Gregorich, K. E.*; et al.

Acta Physica Polonica B, 45(2), p.263 - 272, 2014/02

 被引用回数:15 パーセンタイル:21.56(Physics, Multidisciplinary)

$$^{48}$$Caビームと$$^{243}$$Am標的との核反応で115番元素の同位体を合成し、$$alpha$$崩壊連鎖を30事象観測した。観測された崩壊連鎖は過去に115番元素のものとして報告されたものと矛盾が無く、115番元素の同定を再確認した。また$$alpha$$線と光子との同時計数測定を合わせて行い、115番元素の$$alpha$$崩壊連鎖上に位置する超重核の$$gamma$$線およびX線の候補を観測した。最も重い超重核領域での$$gamma$$線の観測は、超重核の核構造研究に大きな進歩をもたらすものである。

論文

First experiment at TASCA towards X-ray fingerprinting of element 115 decay chains

Forsberg, U.*; Golubev, P.*; Sarmiento, L. G.*; Jeppsson, J.*; Rudolph, D.*; Andersson, L.-L.*; Ackermann, D.*; 浅井 雅人; Block, M.*; Eberhardt, K.*; et al.

Acta Physica Polonica B, 43(2), p.305 - 311, 2012/02

$$^{48}$$Caビームとアクチノイド標的を用いて合成される超重元素の原子番号と質量数は、実験的に直接決定されておらず、新元素同定という意味では疑念が残る。本研究は、それらの超重元素の原子番号を特性X線の観測により直接同定することを目的とする。超重元素の合成と分離には、ドイツ重イオン研究所のガス充填型反跳核分離装置TASCAを用い、その焦点面に高効率の$$alpha$$-$$gamma$$-electron同時計数測定装置を構築した。反跳核の輸送効率と収束性を実測し、シミュレーションと比較した。115番元素のX線測定を実現するのに十分な性能を達成した。

論文

Shape coexistence in even-even mo isotopes studied via coulomb excitation

Zieli$'n$ska, M.*; Czosnyka, T.*; Wrzosek-Lipska, K.*; Choi$'n$ski, J.*; 初川 雄一; Iwanicki, J.*; 小泉 光生; 草刈 英榮*; 松田 誠; 森川 恒安*; et al.

Acta Physica Polonica B, 36(4), p.1289 - 1292, 2005/04

さまざまなビームとターゲットの組合せを用いて$$^{96}$$Moと$$^{100}$$Mo核をクーロン励起し、これらの核の電磁気的性質を調べた。この情報は以前$$^{98}$$Moで発見された変形共存現象を理論的に解釈するうえで、重要な実験データを提供した。

論文

NQR measurements of UTGa$$_{5}$$

加藤 治一; 酒井 宏典; 神戸 振作; Walstedt, R. E.; 常盤 欣文; 大貫 惇睦

Acta Physica Polonica B, 34(2), p.1063 - 1066, 2003/09

本研究では、5f遍歴電子反強磁性体UPtGa$$_{5}$$($$T_{N}$$=26K,$$gamma$$=57mJ/mol K$$^{2}$$)について$$^{69,71}$$Ga-NMR/NQR測定を行った。常磁性領域においてナイトシフト測定を行い、超微細相互作用係数$$A_{hf}^{para}$$を見積もった。また、反強磁性領域において、零磁場スペクトルを解析することにより、内部磁場の値が得られ、反強磁性相における超微細相互作用係数$$A_{hf}^{AF}$$を見積もることに成功した。$$A_{hf}^{AF}$$の値は、$$A_{hf}^{para}$$に比べて一桁程度大きいことから、hyperfine interactionが長距離にわたっている可能性がある。UPtGa$$_{5}$$の磁性において、RKKY相互作用が重要な役割を果たしているのかもしれない。

論文

Magnetic excitations in an itinerant 5${it f}$ antiferromagnet UPt$$_{2}$$Si$$_{2}$$

目時 直人; 小池 良浩; 芳賀 芳範; Bernhoeft, N.*; Lander, G. H.*; 常盤 欣文; 大貫 惇睦

Acta Physica Polonica B, 34(2, Part2), p.979 - 982, 2003/02

局在5f電子系と信じられてきたウラン金属間化合物UPt$$_{2}$$Si$$_{2}$$磁気励起を単結晶試料を用いて測定した。その結果、過去に多結晶試料を用いた70Kの測定で報告された結晶場励起は存在しないことが明らかになり、約30MeVの励起エネルギーまで広く連続的な磁気励起帯の存在を発見した。この事実はUPt$$_{2}$$Si$$_{2}$$がそれまで信じらていたようにその5f電子は局在的ではなく、遍歴的であることを意味している。非常に興味深いことに、反強磁性転移温度より低温でこの磁気励起にギャップが開く振る舞いが観察された。この磁気励起とギャップの起源について議論する。

論文

Pressure effect on antiferromagnetic ordering in UPb$$_3$$

芳賀 芳範; 山本 悦嗣; 大貫 惇睦; 中島 美帆*; 青木 大*; 大貫 惇睦*; 辺土 正人*; 上床 美也*

Acta Physica Polonica B, 34(2), p.1239 - 1242, 2003/02

UX$$_3$$型ウラン化合物(X=Si, Ge, Sn, Pb)は、パウリ常磁性,スピン揺動,反強磁性と多彩な基底状態をとる。この中で、UPb$$_3$$は、転移温度32Kの反強磁性体であり、低温で大きな電子比熱係数が110mJ/K$$^2$$molを示す重い電子系化合物である。われわれはこの物質について8GPaまでの圧力下で電気抵抗を測定した。ネール温度($$T_{rm N}$$)は、圧力とともに増大し、3GPaで最大となる。その後、加圧とともに減少する。また、われわれは新たに、圧力で誘起された電気抵抗異常を発見した。この転移は$$T_{rm N}$$以下の温度で起こり、電気抵抗の急激な減少を伴う。今回の実験での最大圧力8GPaでも反強磁性は依然として残っており、これが完全に消失する臨界圧力は12GPaと見積られる。

論文

Single crystal growth and magnetic properties of ferromagnetic URhGe$$_2$$

松田 達磨; 芳賀 芳範; 常盤 欣文; Andrei, G.; 山本 悦嗣; 大久保 智幸*; 大貫 惇睦

Acta Physica Polonica B, 34(2), p.1071 - 1074, 2003/02

URhGe$$_2$$はキュリー温度30Kの強磁性体である。近年斜方晶系,強磁性ウラン化合物における超伝導の発見が報告されているが、URhGe$$_2$$は、あらたな候補としての可能性が期待されている。われわれは、この物資の単結晶育成について初めて単結晶育成に成功した。磁化、抵抗測定の結果大きな異方性と、新たに25Kに異常を発見した。比熱測定の結果30K, 25Kいずれにおいてもラムダ型の比熱の振る舞いを示し、25Kにおける異常は、現段階で秩序変数は不明なものの相転移であることが明らかとなった。

論文

Magnetic ${it P}$-${it T}$ phase diagrams of CeSb and CeBi

長壁 豊隆; Hannan, A.*; 川名 大地*; 神木 政史*; 北澤 英明*

Acta Physica Polonica B, 34(2), p.1469 - 1472, 2003/02

CeSbとCeBiについて、最近開発したアンビル式の高圧セルを用いて高圧低温下の中性子回折実験を行い、圧力-温度磁気相図を明らかにした。これらの相図で特徴的なことは、CeSbの約2GPa以上の相図がCeBiの常圧以上の相図と類似しているということである。これは、Ce-モノプニクタイド,CeX(X=P, As, Sb, Bi)の磁性が1つの共通の物理パラメータでスケールできる証拠であり、このパラメータとはキャリアー濃度であると考えられる。また、これ以外に電気抵抗に非常に大きな変化が生じる温度と、高温側のAF-I磁気相と低温側のAF-IA磁気相の発達に深い関連があること、高温側のAF-I磁気相のみが圧力によって非常に安定化されることなどを見いだした。

論文

Superconductivity in CeRh$$_{2}$$Si$$_{2}$$ under pressure

荒木 新吾; 中島 美帆*; 摂待 力生*; 小林 達生*; 大貫 惇睦

Acta Physica Polonica B, 34(2, Part1), p.439 - 442, 2003/02

圧力誘起超伝導体である、反強磁性体CeRh$$_{2}$$Si$$_{2}$$の純良単結晶試料の育成に成功し、圧力下での電気抵抗の測定を行った。その結果、多結晶において報告されていた圧力誘起超伝導を、単結晶において初めて観測した。超伝導相は反強磁性が消失する約1GPa近傍の狭い領域のみに存在しており、反強磁性的な磁気ゆらぎが関係していると思われる。低温における電気抵抗はCeRh$$_{2}$$Si$$_{2}$$などの圧力誘起超伝導体でよくみられる非フェルミ液体的挙動は示さず、全ての圧力においてフェルミ液体的な温度依存性を示す。

論文

Systematic evolution of the Kondo peak in YbCu$$_{5-x}$$Ag$$_{x}$$

岡根 哲夫; 藤森 伸一; 間宮 一敏; 岡本 淳; 藤森 淳; 辻井 直人*; 吉村 一良*

Acta Physica Polonica B, 34(2), p.1019 - 1022, 2003/02

YbCu$$_{4}$$M化合物(M=Ag, Au, Pd, etc.)はAuBe$$_{5}$$型結晶構造を持ち、M元素の違いにより多様な物性を示すことから興味が持たれている物質である。この内YbCu$$_{4}$$Agは典型的な高密度近藤系の性質を示すが、その固溶体YbCu$$_{5-x}$$Ag$$_{x}$$はxが0.125から1の範囲でAuBe$$_{5}$$型構造を持つ結晶が生成され、全て高密度近藤系の性質を示す。組成比xが減少するにしたがって近藤効果の特性温度は系統的に減少していく。本研究は高分解能光電子分光実験により組成比xの変化に応じた電子状態の変化を調べたものである。実験の結果、フェルミ準位近傍にこの物質の重い電子系的ふるまいと対応する近藤ピークを観察し、これが組成比xの減少とともに強度が減少し、かつピーク位置がフェルミ準位に近づいていくことを明らかにした。

論文

Single crystal growth and annealing temperature of ferromagnet URhGe

山本 悦嗣; 芳賀 芳範; 松田 達磨; 稲田 佳彦*; 摂待 力生*; 常盤 欣文*; 大貫 惇睦

Acta Physica Polonica B, 34(2), p.1059 - 1062, 2003/00

強磁性超伝導体URhGeの最適な結晶育成条件を求めた。用いたURhGe多結晶試料はアーク溶解で、単結晶試料はチョクラルスキー法で作製した。アニールは試料の質を高めるうえで重要であり、われわれは試料をタンタル箔に包み、真空の石英管に封じてさまざまな温度でアニールを行い、電気抵抗測定によって、アニール後の試料の質を調べた。また超高真空下で固相電解エレクトロ・トランスポート法による試料純良化を試みた。

論文

Magnetic properties of UFe10Si$$_{2}$$Bx (x = 0.1, 0.25, 0.5, 0.75, 1,1.25, 1.5, 1.75, 2)

木村 昭裕; 横山 薫; 武田 伸二; 児玉 信一

Acta Physica Polonica B, 34(2), p.1465 - 1468, 2003/00

ウラン3元系化合物UFe10Si$$_{2}$$は大きな飽和磁化、高いキュリー点及び強い一軸異方性をもつことから、永久磁石原料の有力候補である。しかしながら希土類永久磁石原料と比較すると、その飽和磁化はやや小さい。そこで飽和磁化の増加を期待して、元素置換や侵入を試み、その飽和磁化がどのように変化するか測定した。その結果、Bを侵入させた化合物で飽和磁化の増加が観測された。

論文

Nano-second isomers in neutron-rich Ni region produced by deep-inelastic collisions

石井 哲朗; 浅井 雅人; 松田 誠; 市川 進一; 牧嶋 章泰*; Hossain, I.*; Kleinheinz, P.*; 小川 雅生*

Acta Physica Polonica B, 32(3), p.739 - 746, 2001/03

原研タンデムブースター加速器で、重イオン深部非弾性散乱により中性子過剰のNi領域の原子核を生成し、核分光の手法を用いて核構造を研究した。われわれの開発した測定器「isomer-scope」を使用することにより、ナノ秒以上のアイソマー状態から放出される$$gamma$$線を非常に感度よく測定することに成功し、$$^{64}$$Co,$$^{68}$$Ni,$$^{67,69,71}$$Cuなどに新アイソマーを発見した。二重閉殻$$^{68}$$Niでは四重極遷移に対する有効電荷を導出し、芯の偏極度を評価した。また、その隣接核の$$^{69,71}$$Cuでは、$$^{68}$$Niなどのエネルギー準位を核子-核子残留相互作用として用いることにより、殻模型計算が実験値を非常に精度よく再現することを示した。$$^{67}$$Cuでは強度の大きなE3遷移を観測し、集団運動の八重極振動と芯の外の陽子が強く結合している可能性を示した。

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