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Yan, Y.*; Lin, M.; 勝村 庸介*; 室屋 裕佐*; 山下 真一; 端 邦樹; Meesungnoen, J.*; Jay-Gerin, J.-P.*
Canadian Journal of Chemistry, 88(10), p.1026 - 1033, 2010/10
被引用回数:1 パーセンタイル:6.98(Chemistry, Multidisciplinary)パルスラジオリシス法及びレーザーフォトリシス法を用いて、亜臨界及び超臨界状態(220-270C)におけるメタノール中溶媒和電子の光吸収スペクトル変化を計測した。溶媒和電子の吸収ピーク(
)は溶媒の密度に依存し、0.45-0.59g/cm
の範囲で増加させると高エネルギー側へシフトした。水に関する過去の実験結果と同じく、
は圧力一定下においては臨界温度を超えてもなお単調減少するが、逆に密度一定下においては、臨界温度に極小点を持つことがわかった。このようなスペクトルの振る舞いを、メタノールの温度・圧力変化に伴う物性値や分子構造の変化により議論した。
池添 康正; 佐藤 章一; 清水 三郎
Canadian Journal of Chemistry, 59(3), p.532 - 536, 1981/00
被引用回数:5 パーセンタイル:42.05(Chemistry, Multidisciplinary)核分裂片による炭酸ガスの放射線分解を、線によるそれと比較して調べた。二つの逆反応が考えられた。一つ(速い逆反応)はイオン連鎖反応であり、他(遅い逆反応)はラジカル反応(CO+O+CO
2CO
)である。核分裂片によるG(CO)値は、常に
線によるG(CO)値よりも大であった。この結果を解析して、反応系中での核分裂片飛跡半径
1.04
g・cm
、であることが示された。
熊倉 稔; 荒川 和夫; 杉浦 俊男
Canadian Journal of Chemistry, 56(4), p.533 - 537, 1978/04
被引用回数:6アセトアルデヒド分子イオンとトリオキサンとの縮合一脱離イオン分子反応によってCH
O
,C
H
O
,C
H
O
が生成された。この反応は反応中間体の分解過程を経て進行し、ホルルアルデヒド中性分子の脱離ガ起こることが明らかになり、また、中間体の構造は正電荷がアセトアルデ分子成分に極在化された直線型であることが判明した。中間体イオンの分解過程において若干の水素原子の再配列が起こることが推定された。
松岡 伸吾*; 田村 孝章*; 大島 恵一*; 大島 裕之助
Canadian Journal of Chemistry, 52(14), p.2579 - 2589, 1974/00
被引用回数:4n-ブタンの放射線分解における温度効果が17~548Cの範囲で、回分及び流通の両系で検討された。放射線熱分解において得られる主生成物はメタン、エタン、エチレン、及びプロピレンである。これら主生成物がラジカル連鎖的に生成していることが、熱分解生成物との比較、アンモニア添加効果、線量率依存症、及び特に停止反応生成物と主生成物生成の活性化エネルギーの温度変化の関係より明らかにされた。410
C以上における放射線熱分解の活性化エネルギーの測定値はラジカル連鎖停止反応がエチルラジカルの結合反応であることを示した。熱分解におけるいくつかの素反応の活性化エネルギー、頻度因子の値が定められた。放射線熱分解領域における1-ブテン及び2-ブテン生成が連鎖伝播を担うブチルラジカルの分解により生成することが示された。
川上 和市郎; H.S.Isbin*
Canadian Journal of Chemistry, 47(24), p.4531 - 4535, 1969/00
被引用回数:1抄録なし