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皆川 雅朋*; 橋本 清雄*; 白井 宏*; 森田 悌介*; 吉井 文男
Colloid and Polymer Science, 278(4), p.352 - 357, 2000/09
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Chemistry, Physical)放射線包接重合により、高い立体規則性(アイソタクチック)をもつポリアクリロニトリル(PAN)が合成できた。これを特異ポリマーとして応用するため、フィルムや繊維に成形することが必要である。そのためには均一な溶液をつくることが不可欠である。ジニトリル(CN-(CH)
-CN)溶媒と称する一群の極性溶媒を用いることにより、アイソタクチックPANの高温溶解挙動を調べた。アイソタクチック構造が50~60%のPANでは、溶解開始温度(T
)がn=1マロンユトリルは60
、n=2のスクシノユトリルは130
、n=3のグルタロニトリルは145
である。溶解量もn=1が最も大きい。溶解機構は最初にアタクチック部分で溶解が起こり、後にアイソタクチック部分のセグメント運動が活発化することによって全体として均一な溶液になることが示された。
皆川 雅朋*; 岡田 靖*; 野内 健太郎*; 佐藤 泰彦*; 吉井 文男
Colloid and Polymer Science, 278(8), p.757 - 763, 2000/08
電子線照射によるアクリロニトリルの包接重合を-78の低温で行った結果、以下の事実が明らかとなった。(1)重合収率は線量とともに増加し、70%で一定値に達した。(2)立体規則性は、
線照射の包接重と同じようにアイソタクチック構造のものが得られた。規則性は重合収率に依存し、収率20%で70%、収率60%で50%のアイソ構造である。これは
線の照射よりも低い。(3)分子量は収率に対し、50%に極大が現れた。最大の分子量は1.2
10
である。(4)分子量分布は線量の増加とともに広くなる。
吉田 勝; 浅野 雅春; 熊倉 稔; 片貝 良一*; 真下 透*; 湯浅 久子*; 今井 強一*; 山中 英寿*
Colloid and Polymer Science, 268(8), p.726 - 730, 1990/00
被引用回数:8 パーセンタイル:42.90(Chemistry, Physical)L-アラニル-L-アラニル--エテル-L-グルタミル-L-ラクテル(AlaAlaGlu(oE
)Lac)の繰り返しからなるポリマーを合成し、このポリマーの粒子化を溶媒蒸発法で検討した。ポリマー(200mg)を含むクロロホルム/ジクロロ酢酸(98/2%)溶液(10ml)を1%ポリビニルアルコール水溶液(200ml)にそそぎ、30
C400rpmで攪拌した時、58
m径の球状粒子を得た。この場合、系中のジクロロ酢酸は粒子形成に最も重要な役割を果たす。一方、AlaAlaGlu(oE
)Lacポリマーは、その主鎖にエステル結合とペプチド結合をもつため、エステラーゼ酵素とプロテアーゼ酵素作用によって分解を受けることが期待される。ポリマー粒子をウイスター系ラットの背中皮下に埋め込み、その分解性を調べたところ、25週目で完全に分解消失することが分かった。この粒子に薬物を包括し、粒子からの薬物の放出性及びラット前立腺におよぼす薬理作用も同時に調べた。
吉田 勝; 横田 勉*; 浅野 雅春; 熊倉 稔
Colloid and Polymer Science, 267, p.986 - 991, 1989/00
被引用回数:12 パーセンタイル:56.13(Chemistry, Physical)エチルプロピオネート中での1-メタアクリロキシベンゾトリアゾール(MABt)の放射線析出重合は、均一混合系で開始され、結果的にポリマーは球状粒子として沈澱する。ポリマー粒子の形成・サイズ・形は初期モノマー濃度に強く依存する。この場合、粒子はモノマー濃度を関数として、3つの領域に分けられる。(1)15w/v-%MABt以下での変形粒子の形成、(2)18~35w/v-%MABtでの球状粒子の形成、そして、(3)40w/v-%MABt以上での粒子の非形成(ポリマーが溶液系から析出しないため)。(2)の領域で、例えば20w/v-%MABt系でのポリマー粒子サイズは、3kGy照射で0.540.31
mそして30kGy照射で2.93
0.68
mになることが分かった。この粒子の数分布(number distribution)は、低線量で形成された小さい球状粒子が、照射線量の増加と共に、新たに生じたポリマーによって被覆され、より大きい球状粒子へと成長していくことを示した。
小川 一文*; 田村 秀人*; 畑田 元義; 石原 健*
Colloid and Polymer Science, 266, p.525 - 531, 1988/00
被引用回数:13 パーセンタイル:59.91(Chemistry, Physical)飽和/不飽和長鎖脂肪酸及びその塩のLB膜を作成し窒素気流中で電子線照射を行った。
森田 泰司*; 吉田 勝; 浅野 雅春; 嘉悦 勲
Colloid and Polymer Science, 265(10), p.916 - 921, 1987/10
被引用回数:9 パーセンタイル:48.66(Chemistry, Physical)エチルプロピオネート中でのN-methacrylsuccinimide(MASu)とdiethylene glycol dimethacrylate(2G)の放射線重合を25Cから-
Cの温度範囲において試みた。
新井 英彦; 栗山 将
Colloid and Polymer Science, 254(11), p.967 - 971, 1976/11
被引用回数:10高密度ポリエチレンの単結晶マットおよび融液結晶化試料の力学分散に及ぼす四塩化炭素の膨潤効果を検討した。単結晶マットの場合、元の分散の低温側に非常に大きな
分散ピークが現われた。この強い分散は、膨潤されたラメラ間のすべりによって生じたことを明らかにした。融液結晶化試料では、
分散は膨潤により強度は減少したが、分散温度は不変であった。このことはモザイク・ブロック間の変形により、融液結晶化試料の
分散がおきることを示している。
分散に及ぼす膨潤効果についても考察を加えた。