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太田 雅之
EUR-22794-EN, p.99 - 102, 2007/00
核分裂収率を計算するために、選択チャンネル核分裂モデルを提案している。今回の研究では、チャンネル依存の核分裂障壁について、以下の仮定に基づいて、核分裂収率の質量分布を計算した。まず、(1)チャンネル依存の核分裂障壁は、Q値と分裂片間のクーロンポテンシャルの差で与えられるとした。すなわち、分裂片間のクーロンポテンシャルは、基底状態での2つの分裂片の半径と、その分裂片の間の核力相互作用の距離の和で求められるとした。ここでは、核の基底状態での形状は、KTUY質量公式における報告値を用いた。また、(2)鞍点附近のポテンシャルは、簡単のため二次曲線で近似した。今回、Th-232, U-235, Pu-239, Pu-241の中性子誘起核分裂に対する収率の質量分布を求めた。分裂片質量A=140-150(及びA=85-95)の領域において差がみられるものの、報告値と大まかな一致を示した。さらに、マルチモードランダム破断モデルにおける対称・非対称分裂と、本解析における核の形状の伸びに関して議論した。
原 かおる; 原田 秀郎; 北谷 文人; 後神 進史*; 芳原 新也*; 海堀 岳史*; 牧永 あや乃*; 宇都宮 弘章*; 豊川 弘之*; 山田 家和勝*; et al.
EUR-22794-EN, p.65 - 68, 2007/00
高レベル放射性廃棄物中に含まれる長寿命核分裂生成核種Sm (半減期t
=90年)の中性子捕獲断面積は核変換のための基礎データの1つである。また、
Sm核は恒星内で中性子捕獲反応によって進行する元素合成(s過程)の分岐核であり、その中性子捕獲断面積は星の環境下での温度や中性子密度を見積もる際の重要な基礎データである。keVからMeVエネルギー領域において、
Smの中性子捕獲断面積を評価するため、逆反応を利用し、安定核種
Smの光核反応の測定を行った。データ解析では、2つの解析法を用いて光核反応断面積を求めた。本研究発表では、光核反応断面積の実験データと原子核反応コードTALYSの計算結果との比較を行う。また、光核反応断面積のデータを、統計モデル計算に対する制約条件として用い、
Smの中性子捕獲断面積のTALYSによる計算結果を示す。