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片岡 龍峰*; 戎崎 俊一*; 宮原 ひろ子*; 二村 徳宏*; 冨田 孝幸*; 佐藤 達彦; 丸山 茂徳*
Gondwana Research, 25(3), p.1153 - 1163, 2014/04
被引用回数:23 パーセンタイル:53.49(Geosciences, Multidisciplinary)本論文では、大量絶滅やスノーボールアースなど地球規模での破局的イベントを説明する星雲冬理論を提案する。本理論を用いれば、過去に発生した破局的イベントの原因を、地球が銀河の中で超新星爆発や暗黒星雲に遭遇することによる宇宙線や宇宙ダストの増加と、それに伴うオゾン層の破壊や地球規模での気候変動により説明することができる。この中で報告者は、本理論を確立する際、超新星爆発による大気圏内の宇宙線フラックスの増加率をPHITSコードを用いて定量的に解析した。
戎崎 俊一*; 宮原 ひろ子*; 片岡 龍峰*; 佐藤 達彦; 石峯 康浩*
Gondwana Research, 19(4), p.1054 - 1061, 2011/06
被引用回数:8 パーセンタイル:22.55(Geosciences, Multidisciplinary)火山には、Siを多く含むタイプと含まないタイプがある。Siを多く含むタイプは、表面圧力が高く、その内部のマグマは、過飽和状態になる。そして、そのような状態の火山は、何らかの外的要因により噴火を引き起こすと考えられている。しかし、何がその外的要因となるかは、まだわかっていない。そこで、本論文では、その外的要因の新たな候補として、宇宙線(おもにミューオン)によるマグマ内の電離作用を提案する。その仮説の妥当性を検証するため、過去304年間における火山活性度と宇宙線強度の変動の相関を調査した。その際、長期間における宇宙線強度の変動は、原子力機構が開発したPARMAモデルを用いて推定した。その結果、Siを多く含むタイプの火山活性度は、含まないタイプと比較して、統計的に有意な差で宇宙線強度と相関があることがわかった。この仮説は、1991年のピナトゥボ火山噴火や、過去に起きた全球凍結(スノーボールアース)の原因を説明できる可能性がある。
笹尾 英嗣; Drake-Brockman, J.*
Gondwana Research, 4(4), p.771 - 772, 2001/10
サイクル機構が平成5年から7年にかけて実施したアルンタ・ウラン調査探鉱プロジェクトでは、卵形の閃ウラン鉱塊が発見され、地表地質調査およびトレンチ調査等によってその産状などが調査された。これらの調査により、閃ウラン鉱塊は、(1)閃ウラン鉱塊は角閃岩中に発達する白色部と暗色部からのみ産出すること、(2)閃ウラン鉱塊は大半が卵形をしており、その長径は一般に25cmであること、(3)年代測定結果より、ウラン鉱化は約3億6千万年前に生じたこと、(4)閃ウラン鉱塊を胚胎する白色部と暗色部は剪断帯に沿って分布することが明らかになった。白色部と暗色部は高温の流体相(熱水)が注入されたことによる交代作用によって生じた考えられること、鉱化は構造運動の間に生じたこと、鉱化年代はアリススプリングズ造山運動の年代に一致することから、ウラン鉱化