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大貫 晃; 秋本 肇
Int. J. Multiph. Flow, 22(6), p.1143 - 1154, 1996/00
被引用回数:44 パーセンタイル:84.07(Mechanics)大口径垂直管(内径Dh:0.48m、流路長さLとDhの比:約4.2)内の未整定域を含む空気/水二相流の流れの構造を実験的に調べた。未整定域で極端に異なる流れの構造を実現するため2種類の空気注入方法(多孔焼結金属による注入及びノズル注入)を採った。小口径管(Dh≦約0.05m)でスラグ流の現れる条件であっても、空気注入方法によらず流路を占有するスラグ気泡は見られなかった。テスト部下半分での区間差圧分布及び相分布は空気注入方法に依存した特異な分布を示した。しかしながら、テスト部上半分では空気注入方法の効果は小さかった。テスト部上端での区間ボイド率をKataokaの式と比較したところ、ドリフトフラックスモデルの分布パラメータはDhの効果を含めてモデル化すべきこと、及び気泡径分布が空気注入方法に依存することがわかった。
与能本 泰介; 田坂 完二*
Int. J. Multiph. Flow, 17(6), p.745 - 765, 1991/00
被引用回数:51 パーセンタイル:87.46(Mechanics)成層二相流領域から小破断口への液体及び気体のエントレインメントについて理論的及び実験的な検討を行なった。すべての破断形状について簡単に使用する事ができるように、以前に得られた理論式を破断流量、破断クオリティ及び水位の関係を示す式に修正した。さらに修正された式を常温大気圧条件で行なわれた実験データで評価した。実験結果は破断口周辺の流動条件が対称的である場合、本修正式とよく一致した。実験で観測された渦や横流れや波状流の影響については、本モデルを基にしてその相関関係を明確にした。この相関式を用いる事により高圧の水蒸気実験を含む様々な文献のデータを予測する事ができた。
数土 幸夫; 神永 雅紀
Int. J. Multiph. Flow, 15(5), p.755 - 766, 1989/00
被引用回数:31 パーセンタイル:80.66(Mechanics)垂直矩形流路における対向二相流下の落下水制限(CCFL)を適用した狭い両面加熱垂直矩形流路における下向流の限界熱流束を予測する相関式を新たに導出した。本相関式は、空気みかけ速度1~17m/s、圧力1atmの条件下で行われた空気-水二相流系での対向二相流下の落下水制限に関する実験に基づいたものである。本報では、板状燃料を使用した研究炉の熱水力設計及び安全評価を行う上で重要となる限界熱流束特性を理解するために、新たに導出した限界熱流束相関式と限界熱流束実験結果を比較・検討した。その結果新たに導出した限界熱流束相関式は実験結果と良い一致を示すこと、及び対向二相流下の落下水制限及び限界熱流束特性におよぼす矩形流路のアスペクト比の影響が明らかとなった。さらに、片面加熱の場合の実験結果と本相関式を比較・検討することにより、片面加熱の場合にも本相関式が適用可能なことを明らかにした。