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辻 正邦*; 小林 伸司*; 見掛 信一郎; 佐藤 稔紀; 松井 裕哉
Procedia Engineering, 191, p.543 - 550, 2017/00
被引用回数:11 パーセンタイル:93.33本稿は、瑞浪超深地層研究所の深度500m水平坑道におけるポストグラウチングの施工結果について報告するものである。ポストグラウチングでは、グラウト材料、注入工法、注入範囲についての最適な仕様を確認した。その結果、溶液型材料の使用、複合動的注入工法の適用、プレグラウチングの外側の範囲に対するポストグラウチングの実施、という設定が有効であった。湧水抑制対策としては、プレグラウチングを実施し、その後ポストグラウチングを実施する組み合わせが効率的であり、その際、最適な設計(溶液型グラウト、複合動的注入、プレグラウトの外側範囲に適用)に基づき施工することで、更なる湧水抑制効果が期待できると考えられる。
Xiong, Z.; 直江 崇; Wan, T.; 二川 正敏; 前川 克廣*
Procedia Engineering, 101, p.552 - 560, 2015/03
被引用回数:1 パーセンタイル:62.73核破砕中性子源の構造材料として用いられるオーステナイト系ステンレス鋼SUS316Lの超高サイクル疲労挙動について、ひずみ速度10s
の超音波疲労試験により調べた。超高サイクルの繰返し応力負荷に伴う硬化及び軟化を調べるために、溶体化処理材及び冷間圧延材に対して、疲労試験後の試験片断面の硬度分布、引張り試験による残強度測定、非線形超音波による転位密度変化の計測を実施した。その結果、溶体化処理材では、10
回以上の超高サイクル領域で繰返し硬化が観測された。冷間圧延材では、10
回以下では、繰返し軟化が観測された一方、10
回以上では、繰返し硬化が観測された。
Zhou, Z.; 桑村 仁*; 西田 明美
Procedia Engineering, 10, p.1433 - 1439, 2011/00
被引用回数:2 パーセンタイル:73.48鋼材が塑性変形の過程で破断するとき、その様態が脆性破壊である場合においても、先行する延性きれつが破断の引き金となる。このとき、延性きれつの発生にノッチの存在が重要な役割を果たし、ノッチ形状に依存する応力三軸度が延性きれつ発生ひずみを決定付ける。このことから、応力三軸度と延性きれつ発生ひずみの関係が、ノッチを有する鋼材の実験と有限要素解析を組合せた検討に基づいて提案されている。しかしながら、その際の有限要素解析においては、延性きれつの源となるミクロなボイド(空孔)の発生・成長が考慮されていないので、そこから得られる応力-ひずみ状態の解析結果は実態とかけ離れている可能性がある。そこで、本研究では、ボイドの発生・成長を考慮した数理塑性モデルを用いてノッチを有する鋼材の応力-ひずみ状態を解析し、ボイドを考慮しない従来のモデルと比較することによってボイドの影響を調査するとともに、実験結果との整合性も合わせて検討した。得られた結果から、ノッチを有する鋼材の応力三軸度-塑性ひずみ関係におけるミクロボイドの影響は、安定限界点までは小さく、安定限界点を越えたあとは次第に大きくなることがわかった。