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松川 誠; 三浦 友史; 中野 博民*
Proceedings of 2000 International Power Electronics Conference (IPEC-TOKYO 2000), p.917 - 922, 2000/04
力率1運転が可能な電流型PWMコンバータにおける最も重要な問題は、交流入力側フィルタの過渡振動現象による過電圧である。フィルタ定数にもよるが、スイッチング周波数を低下させざるを得ない大容量器の場合、容易に電源電圧の2倍以上の過電圧になり得る。この問題に対して、従来は直流出力電圧の変化率を制御するレートリミタなどが提案されていたが、一方で応答速度の低下を招くなどの欠点があった。本論文では、入力フィルタの挙動が2つの状態量(リアクトル電流とコンデンサ電圧)と1つの制御量(コンバータ入力電流)によって完全に記述できることに着目して、2サンプル応答の有限整定制御を行うことを提案する。また、本制御法の採用と状態方程式に基づく予測計算とを併用することで、スイッチング素子に対する過電圧をほぼ完全に制御できることを示す。
中野 博民*; 高橋 博人*; 青野 芳範*; 松川 誠; 三浦 友史
Proceedings of 2000 International Power Electronics Conference (IPEC-TOKYO 2000), p.1434 - 1438, 2000/04
従来、三相のひずみ率は単相の電流ひずみ率を用いて表現されてきたが、不平衡ひずみ波の場合には、一相分を代表してひずみ率を表現することが困難である。本論文では、三相四線式システムにおける三相一括の電流ひずみ率を新しく提案する。本電流ひずみ率は、新たに直流成分と逆相基本波成分、零相成分をひずみ成分に加えることで、ひずみ率を厳密に定義している。これにより、基本波実効値に対する、各高次高調波を合計した実効値の割合を、三相一括のまま把握できる。また、各相毎のひずみ率が違う場合や、従来の単相のひずみ率では表現できなかった三相回路1線断線時などの場合においても、正確なひずみ率を定義することができ、そこから基本波に対する高調波の相対的な割合が一括して把握できるメリットがある。
中野 博民*; 青野 芳範*; 近藤 良*; 松川 誠; 三浦 友史
Proceedings of 2000 International Power Electronics Conference (IPEC-TOKYO 2000), p.1318 - 1323, 2000/04
本論文では、三相一括とした新しい三相スペクトル解析装置を提案する。この提案するスペクトル解析装置は、三相電源における正相、逆相の概念を取り入れ、正相の周波数成分を正の周波数領域に、逆相の周波数成分を負の周波数領域に区別して把握することができる三相一括の新しい解析装置である。そして、この提案解析装置を用いることにより、三相電源のスペクトル解析を厳密かつ容易に行うことができる。本論文では、提案する三相スペクトル解析システムについて、先に筆者らの考案した拡張ボード線図による解析手法を適用し、提案解析法の妥当性を確認するとともに、シミュレーションによりその有用性を示す。