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鈴木 裕士; 勝山 仁哉; 森井 幸生*
Proceedings of International Conference on Advanced Technology in Experimental Mechanics 2011 (ATEM '11) (CD-ROM), 9 Pages, 2011/09
非破壊分析であり、回析法の中でも最も優れた透過能を有する中性子線を活用した中性子回折法により厚さ35mmのA533B-SUS304異材突合せ溶接及びSUS304同材突合せ溶接の残留応力分布を測定するとともに、それら残留応力分布の比較から、溶接残留応力に及ぼす線膨張係数や材料強度の影響を検討した。同材突合せ溶接では、溶接線を挟んで対称な残留応力分布となるなど、厚板突合せ溶接における典型的な残留応力分布を示した。一方、異材突合せ溶接においては、母材及び溶接金属間の線膨張係数や降伏強度の差により、ルート部付近において非対称な残留応力分布が見られた。溶接線直交方向には線膨張係数差の影響を受けにくいため、異材突合せ溶接と同材突合せ溶接の溶接線直交方向の残留応力は、同じ分布傾向を示した。また、ルート部近傍における溶接線直交方向の残留応力の大きさは、材料の降伏強度に依存した。溶接線法線及び溶接線方向の残留応力は、線膨張係数差の影響を受けるため、溶接線を挟んで非対称な分布傾向を示した。