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山川 浩二*; 前田 裕司
Scripta Metallurgica et Materialia, 32(7), p.967 - 970, 1995/00
加工したPd中の水素の移動エネルギーを50K近傍で電気抵抗の測定により調べた。以前にPd合金中の水素、重水素の50K近傍の活性化エネルギーを測定した結果、合金中の不純物濃度により水素、重水素の移動エネルギーは増加し、これは水素、重水素原子は不純物原子にトラップされていることがわかった。本論文は加工によって導入された転位と水素原子との相互作用を調べた。水素を注入後、100Kから4Kに急冷して、その後50K近傍の各温度で等温焼鈍で電気抵抗の測定から活性化エネルギーを求めた。結果は50K近傍では水素の移動エネルギーは加工によっては変わらないことがわかった。
山川 浩二*; 前田 裕司
Scripta Metallurgica et Materialia, 31(7), p.803 - 808, 1994/00
Pd中の水素、重水素は50Kで物理量に異常を示す。この50K異常は水素同位体のオーダリングによる現象であると知られている。これを利用して、Pd-Ni合金の水素、重水素の拡散を電気抵抗の測定により調べた。結果を以前に調べたPd-Fe、Pd-Ag合金中の水素、重水素の拡散と比較した。Pd-1.0at.%Ni、Pd-5at.%Ni合金のワイヤーを100Kからヘリウム温度に急冷した後、50K近傍で等温焼鈍を行い、電気抵抗の測定から水素、重水素の活性化エネルギーを求めた。結果はPd-Fe合金中の水素、重水素の活性化エネルギーとほぼ同じであり、重水素の活性化エネルギーは小さい。これらの結果から、水素、重水素はNi、Fe原子に強くトラップされ、Ag原子にはあまりトラップされないことがわかった。
沢井 友次; 鈴木 雅秀
Scripta Metallurgica et Materialia, 24, p.2047 - 2052, 1990/00
正確な試料膜厚の測定は、良好な電顕写真の撮影に劣らず重要な要素である。特に照射済試料では簡便な傾斜コンタミ法が多く用いられてきたが、その精度に問題があるとされてきた。本報告では、円錐型のコンタミネーション堆積物を仮定してきた従来モデルと異なり、すそ野の広がったより自然なコンタミネーション堆積物の形状を仮定し、全く新しい結像様式を採用することで、本膜厚測定法に必然的に含まれる誤差を説明することを試みたものである。このモデルに従った計算によって、実際の電子顕微鏡像の特徴の多くを説明でき、従来モデルでは不明確あるいは不適切な点をも解決できる。