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市原 晃; 柴田 恵一
Journal of Nuclear Science and Technology, 40(11), p.980 - 982, 2003/11
被引用回数:5 パーセンタイル:36.13(Nuclear Science & Technology)高速炉の冷却材の候補として、Pb-Bi合金が研究されている。Biの中性子捕獲による
Bi生成の断面積を、中性子入射エネルギー200keV
En
3.0MeVの範囲内で、Hauser-Feshbach統計模型計算により評価した。さらに、基底状態(
Bi)と準安定状態(
Bi)の
Bi生成比を、
線カスケード計算により見積もった。統計模型計算にはKoning-Delarocheの光学ポテンシャルと、核の殻効果を考慮したMengoni-Nakajimaのレベル密度関数を用いた。計算で得られた
Bi生成断面積及び
Bi/
Bi分岐比は、最新の実験結果を定量的に再現した。そして今回の評価で、核データライブラリー(JENDL-3.3)とその特殊目的ファイル(JENDL/A-96)間で
Bi生成断面積が異なっていた問題を解決した。
高田 弘
Mathematics and Computation, Reactor Physics and Environmental Analysis in Nuclear Applications, 2, p.929 - 938, 1999/00
原研の中性子科学研究計画における標準核設計ツール整備の一環として、核子・中間子輸送コードNMTC/JAERI97の核反応計算部及び輸送計算部の両方について改良を行った。核反応計算については、アイソバー共鳴モデル、ストリングモデル及び摂動QCDモデルに基づく原子核反応計算モデル(JAM)を組み込んで、適用エネルギー範囲を従来の3.5GeVから200GeVに拡張した。24GeV陽子を入射した厚い水銀ターゲットの円筒側面におけるBi(n,4n)
Bi反応率分布について、計算結果は実験値とおおむね良く一致し、その実用性が確認できた。輸送計算部については、20~100MeV領域の中性子微分弾性散乱断面積データを光学ポテンシャルによる計算値に変更し、弾性散乱の後方成分を正確に考慮できるようにした。鉄などの遮蔽体における43及び68MeV準単色中性子の透過スペクトル測定実験の解析計算を行い、C/E値が従来よりも顕著に向上することを確認した。
E.Kim*; 中村 尚司*; 紺野 敦子*; 上蓑 義明*; 中西 紀喜*; 今村 峯雄*; 中尾 徳晶*; 紫田 誠一*; 田中 進
Nuclear Science and Engineering, 129(3), p.209 - 223, 1998/00
被引用回数:66 パーセンタイル:96.97(Nuclear Science & Technology)Cと
Biの中性子核破砕断面積は20から150MeVのエネルギー領域のp-
Ni準単色中性子場で測定された。照射実験は東大核研(INS)、原研高崎研(TIARA)、理研で行われた。中性子スペクトルはTOF法で測定され、単色中性子ピークフルエンスの絶対値はTIARAでは反跳陽子カウンターテレスコープで、INSと理研ではLiターゲットの放射化法で測定された。本研究では
C(n,2n)
Cと
B(n,xn)(x=3,12)反応の断面積を求め、得られた実験値は他のグループの実験値やENDF/B-VIデータと比較を行った。比較の結果、我々の実験値は他のグループの実験値やENDF/B-VIデータとよく一致している。本論文で述べられている20MeV以上での
Bi(n,xn)反応と40MeV以上での
C(n,2n)
C反応データは、今まで存在しなかった初めての実験値である。また、
Bi(n,xn)(x=3,12)反応は高エネルギー中性子スペクトロメータとして応用できると考えられる。