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阪間 稔*; 塚田 和明; 浅井 雅人; 市川 進一; 羽場 宏光; 後藤 真一*; 西中 一朗; 永目 諭一郎; 大浦 泰嗣*; 小島 康明*; et al.
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(Suppl.3), p.34 - 37, 2002/11
中性子欠損アクチノイド核Am並びにCmの壊変特性をガスジェット結合型オンライン同位体分離装置を用いて調べた。これらの核種は、タンデム加速器から得られるLiビームを用いてU,Npターゲットを照射して合成した。この中でAmとCmは新アイソトープとして同定した。また壊変エネルギーと壊変半減期の系統性に基づき、本研究で初めて観測したAm及びAmの壊変遷移に関して考察した。
浅井 雅人; 阪間 稔; 塚田 和明; 市川 進一; 羽場 宏光; 西中 一朗; 永目 諭一郎; 後藤 真一; 小島 康明*; 大浦 泰嗣*; et al.
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(Suppl.2), p.474 - 477, 2002/08
中性子欠損領域に位置する短寿命アメリシウム及びキュリウム同位体をタンデム加速器を用いて合成し、イオン化・同位体分離することでそれらのEC崩壊及び微弱な崩壊を観測した。AmのEC崩壊に伴う線の観測から崩壊図式を作成し、親核及び娘核における陽子中性子の配位を決定した。Amで観測された崩壊は軌道間の主遷移であることがわかった。これらのデータからこの領域の原子核の核構造,変形度,原子質量などを明らかにした。
浅井 雅人; 阪間 稔*; 塚田 和明; 市川 進一; 羽場 宏光; 西中 一朗; 永目 諭一郎; 後藤 真一*; 秋山 和彦; 豊嶋 厚史; et al.
Journal of Nuclear and Radiochemical Sciences, 3(1), p.187 - 190, 2002/06
オンライン同位体分離装置を用いて質量分離した中性子欠損アメリシウム,キュリウム,バークリウムのEC及び崩壊について調べた。Amの崩壊図式を作成し、親核及び娘核における陽子中性子の配位を決定した。Amで観測された崩壊は軌道間の主遷移であることがわかった。Cmの値を決定した。これらの情報からこれらの原子核の核構造,変形度,原子質量を議論した。
阪間 稔*; 塚田 和明; 浅井 雅人; 市川 進一; 羽場 宏光; 後藤 真一*; 大浦 泰嗣*; 西中 一朗; 永目 諭一郎; 柴田 理尋*; et al.
European Physical Journal A, 9(3), p.303 - 306, 2000/11
被引用回数:17 パーセンタイル:66.11(Physics, Nuclear)原研タンデム加速器及びガスジェット結合型オンライン同位体分離装置を用いて、中性子欠損未知アメリシウム同位体Amを初めて同定した。Amの崩壊を観測し、半減期3.20.8分、線エネルギー678017keVと決定した。これらの値と崩壊分岐比から、観測されたAmの崩壊は主遷移であることがわかった。
阪間 稔*; 塚田 和明; 浅井 雅人; 市川 進一; 大浦 泰嗣*; 長 明彦; 柴田 理尋*; 西中 一朗; 永目 諭一郎; 海老原 充*; et al.
1st International Conference on the Chemistry and Physics of the Transactinide Elements; Extended Abstracts, 4 Pages, 1999/00
中性子欠損Am,Am及び未知核種Amの崩壊特性を調べた。これら核種はU(Li,xn)及びU(Li,4n)反応で合成し、ガスジェット結合型オンライン同位体分離器で質量分離した。Am,Amについては、X/線測定から半減期を9.30.7分、3.20.2分と決定した。また、Amについては崩壊に伴い放出される線を検出し、崩壊と電子捕獲崩壊(EC崩壊)の比を決定した。未知核種であるAmは、崩壊連鎖の線を確認し新核種と同定するとともに、線のエネルギーと半減期を決定した。実験で決定した半減期、線エネルギー並びに/EC崩壊確率などについての理論との比較を行い、原子核の安定性について議論した。