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橋谷 博; 吉田 秀世*; 武藤 博
分析化学, 16(1), p.44 - 46, 1967/00
Belcherらによって開拓され、その後多くの研究者により改良されてきたアリザリンコンプレクソン(以下ALCと略記)を用いるフッ素の直接光度定量法は、古くから用いられてきた間接光旋法と比べ、感度、再現性のよい、また妨害元素も少ない、すぐれた分析法として広く用いられつつある。著者らもさきにGreenhalghらの提唱した混成試薬溶液を用いる処法を、酸化ウラン中のこん跡フッ素の分析に応用し報告した。しかし混成試薬溶液の調製はやや煩雑であり、そのつどALCに対し一定量のランタンを加え、pHを調節し、さらに増感剤(アセトン)を加えてつくらねばならなかった。最近、ALCのランタンキレートを合む可溶性粉末試薬が市販された。そこで、これを用いるフッ素の光変定量法を検討し、さきに著者らが用いたGreenhalghらの処法の結果と比較してみた。
橋谷 博; 武藤 博
分析化学, 14(12), p.1114 - 1119, 1965/00
従来から酸化ウラン中のこん跡フッ素の分離に用いられている溶解-蒸留法やpyrohydrolysis法は迅速性にかけ、また凝縮液のために液量が増すなどの欠点があった。著者らはPowellらのpyrolysis法を酸化ウラン中のこん跡フッ素の定量的な分離に適用すべく諸条件を検討するとともに、フッ素の定量にはアリザリンコンプレクソン(1,2-dihydroxyanthraquinone-3-yl-methylamine-NN-diacetic acid,以下ALCと略記)光度法を用い、満足すべき分析法を確立しえた。