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田中 隆一; 松田 純夫*; 渡辺 宏; 楢本 洋
高圧ガス, 31(10), p.754 - 776, 1994/00
上記標題のもとで行った座談会の紙上掲載である。イオン照射研究施設TIARAの完成により本格化した放射線高度利用研究の現状と展望を以下の項目に沿って討論した。(1)放射線利用研究の中における放射線高度利用研究の位置づけ(特にイオンビーム利用の意義)、(2)材料・バイオ科学研究におけるイオンビームの必要性、(3)イオンビームを利用する材料・バイオ科学研究の背景と概要(特に宇宙開発を中心に)、(4)イオン照射研究施設TIARAについて(イオンビーム技術を中心に)、(5)研究、施設利用の現状、(6)将来展望
田中 隆一
放射線と産業, (52), p.34 - 39, 1991/12
日本原子力研究所高崎研究所では、放射線利用のいっそうの高度化を目指したイオンビームの利用を計画しており、昭和62年度から6ヶ年計画によりイオンビーム照射研究施設(TIARA)の建設整備を進めている。対象となる研究分野は、宇宙環境材料, 核融合炉材料, バイオ技術、及び新機能材料であり、我々の先端科学技術研究の発展に寄与することを意図している。本報告では、本施設の現状, 特徴, 利用について比較的わかりやすく紹介する。
田中 隆一
日本原子力学会誌, 33(11), p.1018 - 1023, 1991/11
原研では放射線利用のいっそうの高度化を目指した新たな展開をイオンビームを用いて図ろうとしている。本研究では特に今後のわが国の先端科学技術研究の発展に寄与することに重点が置かれており、放射線高度利用研究として位置付けられている。対象となる分野は、宇宙環境材料、核融合炉材料、バイオ技術及び新機能材料などである。現在、昭和62年度から6ヶ年計画でこの研究計画に必要なイオン照射研究施設(TIARA)の建設整備が進められており、すでにAVFサイクロトロンと3MVタンデム加速器が設置されている。ここでは、本施設のビーム技術における特徴(マイクロビーム、大面積均一照射、複合ビーム利用、パルスビーム利用、二次ビーム利用)の具体例に重点をおいてビーム利用計画の概要を述べる。
田中 隆一
Proceedings of 4th China-Japan Joint Symposium on Accelerators for Nuclear Science and their Applications, p.127 - 130, 1991/00
原研高崎研究所では、放射線高度利用研究プロジェクトの一環として、AVFサイクロトロンを始めとする4基のイオン加速器を含むイオン照射研究施設の建設を進めている。本施設は、宇宙環境材料、核融合炉用材料、バイオ技術、新機能材料の研究開発に利用することを目的としている。本報告では、本施設(TIARA)の概要、ビーム技術の特徴、及び主要な加速器ビーム利用について紹介する。
鷲山 幸信*; 天野 良平*; 前田 英太*; 横山 明彦*; 西中 一朗; 高橋 成人*; 篠原 厚*; 渡辺 茂樹; 石岡 典子
no journal, ,
放射性同位体の核医学利用のため、大阪大学と原子力機構高崎量子応用研究所(高崎研)のサイクロトロン施設における30MeV Heを用いたBi(He, 2n)At反応で放射性同位体Atの製造と利用の研究を開始した。加えてAtのサイクロトロン施設からの遠隔地利用のためのRn/Atジェネレータの研究を原子力機構原子力科学研究所タンデム加速器施設において実施している。これらAtの核医学利用を目指したAt化学研究とRn/Atジェネレータ研究の研究成果、ならびに日本における放射性同位体の核医学利用の現状を紹介する。