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松川 誠
平成11年電気学会産業応用部門大会講演論文集, p.117 - 120, 1999/08
JT-60装置のコイル電流制御系では、これまでサイリスタ変換器のパルス間隔を1サンプル時間と見なす最短時間応答制御法を採用してきた。しかしながら、次世代装置では大型化と超伝導コイルの採用に伴い、コイル時定数や磁場しみ込み時間が増大して、制御システムの応答速度が従来のように高速である必要がなくなった。また、従来手法ではプラズマのMHD的揺動に対して制御系全体が不安定になりやすいことや、超伝導コイルでは交流損失低減の観点から緩やかな電圧変化が望まれることなどから、次世代装置には次第に不向きとなってきた。このため、サイリスタ変換器の出力電圧を連続的に制御するとの条件を加味した、コイル電流の新しい最適制御法を開発した。本論文は、提案する新コイル電流制御法の理論的背景とそのシミュレーション結果についてまとめたものであり、従来手法との性能比較を行っている。