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乙川 義憲; 長 明彦; 石崎 暢洋; 田山 豪一; 松田 誠; 仲野谷 孝充; 株本 裕史; 中村 暢彦; 沓掛 健一; 遊津 拓洋
no journal, ,
原子力機構東海タンデム加速器施設における2016年度の運転・整備・開発状況を発表する。加速器の運転日数は110日であった。実験で利用されたイオン種は16元素(22核種)で、その内、高電圧端子内イオン源(ターミナルECRイオン源)からのビームが43%を占めた。最高加速電圧は16.7MVであった。また、垂直実験室の利用を開始し、1件(2日間)の液体ターゲットを用いた実験を実施した。2016年3月からの定期整備で低エネルギー側加速管8本を交換した。運転中の放電等の影響により12MV程度まで低下していた端子電圧が15MV程度まで回復し、さらに10月からは16MV程度での運転が可能となった。しかし、12月の垂直ビームライン整備中にバルブ操作を間違い、電圧印加中の加速管内に大気を混入させてしまった。そのため、端子電圧が11MV程度まで低下し、4件(18日間)の実験が中止となった。端子電圧回復のため、2017年2月から9月の予定で全加速管(80本)を取外し、内部洗浄等による回復を図っている。加速器の開発として、東海タンデム加速器では高電圧端子内機器への電力供給のために地上電位にある40HP及び30HPのモーター出力を動力伝達アクリルシャフトを介して端子内の10kVA及び15kVAの発電機を駆動している。このシャフトの軸受マウント部を改良しベアリング寿命を大幅に伸ばすことに成功した。