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石川 信行; 鈴木 勝男
日本原子力学会誌, 41(9), p.937 - 945, 1999/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Nuclear Science & Technology)2自由度制御は、制御系の外乱除去性能などを規定するフィードバック特性と目標値に対する応答特性(目標値応答特性)をそれぞれ独立に設定できる利点をもつため、制御性能の向上を図る際にしばしば用いられる。しかし、モデルマッチング法などの一般的な方法により制御系を設計すると、制御器の次数が高くなる。そこで、本論文では2自由度制御系の低次元設計法として、分母系列表現のパデ近似による方法を提案する。そして、この方法により設計した制御器を原子炉の出力制御に適用した場合の制御特性を、原子炉動特性モデルを用いた数値シミュレーションにより評価する。適用例において、提案手法で設計した制御系が通常のモデルマッチング法で設計されるものと同等の応答特性を示すことを確認した。
内藤 磨; 吉田 英俊; 的場 徹
Phys. Fluids B, 5(11), p.4256 - 4258, 1993/11
被引用回数:53 パーセンタイル:86.82(Physics, Fluids & Plasmas)プラズマの電子温度、密度計測ではトムソン散乱が標準的な計測手段になっている。最近のトカマク実験の進展により大型装置における電子温度は10keVを超え、完全な相対論的な効果を考慮しなければならない領域に入っているにもかかわらず、現在まで実用に耐える解析的表示は得られていなかった。本論文では、高温では非常に影響が大きいにもかかわらず、解析的な取扱いの複雑さの故に従来無視されてきた脱分極効果を取り入れた厳密解が、簡単な積分表示に帰着できることを示した。またこれの漸近展開により、100keVでも0.1%以下の精度で散乱スペクトルを計算できる解析的な近似式を求めた。これはITER等の将来装置における電子温度計測にとって非常に有用である。
島崎 潤也
計測自動制御学会論文集, 19(2), p.179 - 181, 1983/00
状態遷移行列の計算には、指数関数のパデ近似を用いる方法がすでに提案されているが、正確な誤差評価のもとで使用されていない。そのため小さなサンプリング時間でシステム行列の固有値の大きさに注意してパデ近似を利用しなければならない。そこで、大きなサンプリング時間でもまた広い範囲の固有値の場合でもパデ近似を有効に利用する方法の開発が必要である。本論文では指数関数のパデ近似式に対して誤差式を導き、それを用いて指数関数を指定の精度で計算する方法を提出した。この方法は縮小した変数の指数の指数関数にパデ近似を用い、ついで拡大するものである。得られた結果は変数を行列にした場合に適用でき、状態遷移行列を設定した精度で効率よく計算するのに有効である。
島崎 潤也
計測自動制御学会論文集, 19(2), p.182 - 184, 1983/00
常微分方程式の初期値問題に対する数値斛法にはEuler法、Runge Kutta法に始まり種々の方法が利用できる。しかしこれらの方法は数値斛法斛としては有用であるが、制御問題等の離散時間モデルとしては利用できない。そこで制御問題等で使用できるいわゆる離散型状態方程式を導くことを目的として、1つの積分近似公式を導いた。求めた積分近似公式は近似次数により異なり、次数を上げることにより近似精度が向上すること、公式中の係数が指数関数の同次パデ近似と同じことを示した。また公式の応用例として、定係数線形状態方程式に対する離散時間モデル作成の方法を与え、さらに時間変数系と非線形系に対する処理方法を述べた。