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井戸 毅; 神谷 健作; 三浦 幸俊; 浜田 泰司*; 西澤 章光*; 川澄 義明*
Plasma Physics and Controlled Fusion, 42(5A), p.A309 - A315, 2000/05
被引用回数:18 パーセンタイル:49.58(Physics, Fluids & Plasmas)重イオンビームプローブ測定による、L/H遷移時のプラズマ境界付近での電場・揺動の挙動について発表する。加熱パワーが閾値より十分大きい時のL/H遷移では、プラズマ境界付近で-100V程度の空間電位変化が、10から100マイクロ秒の速さで起こる。加熱パワーが閾値近くになると、鋸歯状振動毎に空間電位の変化と段階的な閉じ込め改善が起こり、ELM無しHモードに至る。この時、低周波揺動は早い段階で抑制されるが、高周波揺動(~80~100kHz)は、ELM無しHモードに至る直前で抑制されることがわかった。また早い段階での空間電位分布から、輸送障壁形成に必要な電場勾配に閾値が存在するとしたら、それは1.2kV/m程度以下であることがわかった。
佐藤 正泰; 福田 武司; 滝塚 知典; 鎌田 裕; 土屋 勝彦; 白井 浩; 石田 真一; 森 雅博
Plasma Physics and Controlled Fusion, 38(8), p.1283 - 1288, 1996/08
被引用回数:11 パーセンタイル:39.16(Physics, Fluids & Plasmas)ITERのような炉心級トカマクでは、Hモード閉じ込めを基本に設計されている。Hモードに遷移するパワーの閾値(P)は重要な課題である。ITERでは次のスケーリングを基に設計されている。PnBS(n:密度、B:磁場、S:表面積)。閉じ込めに関した物理量がプラズマ電流に依存するにもかかわらず、このスケーリングでは、閾値パワーがプラズマ電流に依存しない。ここでは、閾値パワーがプラズマ電流に依存するかに注意を払いつつ、JT-60UのNBI加熱されたプラズマに対して、閾値パワーのプラズマ電流、安全係数(q)、密度、磁場の依存性を検討した。得られた閾値パワーのスケーリングは、PnB f(n)g(q)である。f(n)は、n1.210mに対して1で、n1.210mに対して1.2/n(10m)である。g(q)はexp[{(q-1)/10}]である。qが約7以下の場合、閾値パワーは電流に依存しない。
滝塚 知典; 小川 雄一*; 東井 和夫*; 三浦 幸俊; 森 雅博; 若谷 誠宏*
プラズマ・核融合学会誌, 72(6), p.495 - 504, 1996/00
ITERの工学設計活動において、物理R&Dは重要な役割を担っている。物理R&Dの成果は専門家グループにより集約され、ITER設計に活用されている。「閉じ込めと輸送」及び「閉じ込めのデータベースとモデリング」の2つの専門家グループの活動の現状と展望について報告する。最初にグループの活動目的・作業方針とグループの会議等の活動状況について述べる。次に2つのグループの重要物理課題について概説する。ITERの閉じ込め性能の予測、Hモード閉じ込め比例則、そのITERへの外挿性確認のための比例則実験、Hモード遷移に必要なパワー閾値、輸送モデル・シミュレーションと実験分布データとの比較、ヘリウムの閉じ込め等に関する成果を紹介する。
JT-60UHモード研究グループ
JAERI-Research 95-075, 64 Pages, 1995/11
熱核融合炉実現のためにはエネルギー閉じ込め性能の改善が最重要課題の一つである。ITERではELMy Hモードを主要運転モードと考えている。ITER工学設計においてHモード特性に関し解明されていない問題点があり、これをITER物理R&Dとして研究を進めることが要求されている。この要求に応えるために行ってきたJT-60UにおけるHモード閉じ込めの研究の最近(1995年4月-9月)の成果をこの報告集にまとめた。高イオン温度Hモードの閉じ込め比例則、輸送特性の時間的挙動、無次元輸送実験、Hモード遷移に関する研究(パワー閾値比例則、周辺プラズマ物理量のパラメータ依存性、中性粒子の影響、H-Lバック遷移)、およびELMの発生条件についての研究結果が示されている。
佐藤 正泰; 菊池 満; 福田 武司; 竹永 秀信*; 鎌田 裕; 森 雅博; 白井 浩; 滝塚 知典; A.A.E.von-Blokland*; 石田 真一; et al.
IAEA-CN-60/A2-9, 0, p.265 - 274, 1995/00
核融合研究における最も重要な課題の一つは、高電流、高トロイダル磁場におけるHモードの理解である。この目的の為に、高トロイダル磁場(Bt4.4T)、高アスペクト比(R/a=4、R:大半径、a:小半径)の中性粒子入射加熱のJT-60UプラズマのHモードを調べ、以下の事が判明した。1)LモードからHモードへの遷移パワー閾値の比例則(Pth=0.6BtR・a)を見い出した。2)閉じ込め改善度にITER-89P則より強いq依存性があり、この閉じ込め改善が、ELMの出現により制限される。3)このELMは、バルーニングモードに起因する。4)Lモードに比べ閉じ込めが改善された時でも、比/は(:粒子閉じ込め時間、:エネルギー閉じ込め時間)1.5以下であり、良い粒子排気性能が確保されている。