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大久保 浩; 吉井 文男; 西山 茂*; 吉田 健三; 嘉悦 勲
J.Appl.Polym.Sci., 24(1), p.161 - 170, 1979/00
被引用回数:2多官能性モノマーを含有するメチルメタクリレート・プレポリマーの放射線による注型重合について研究した。液状プレポリマーの物理的な性質、例えば過冷却性、粘度の温度依存性や液状プレポリマーの冷却時における特性などを調べ、これらを低温における注型重合と関連させて考察した。さらに効果的な注型重合方法として、ゲル状プレポリマーを用いた場合について検討した。ゲル状プレポリマーは、適当な条件下で液状プレポリマーを鋳型中で照射すると、低線量で効率的に製造できる。また、ゲル状プレポリマーは球面又は非球面の鋳型に押し付け、そのままの状態で線を照射することによって、通常の注型重合では得られにくい注型体を短時間のうちに製造できることが判った。
嘉悦 勲; 吉田 勝
J.Appl.Polym.Sci., 24(1), p.235 - 247, 1979/00
被引用回数:8防曇性と耐摩耗性を有するコーティング組成の研究をおこなった。その結果、親水性ビニルモノマーとアミノアルキルアルコキシシラン加水分解物の混合物が上記2つの因子に最も優れた効果を示した。コーティング時における粘度コントロールは照射によっておこない、調整したプレポリマーは無機ガラス,CR-39,PMMA基材の表面にコートした。コート膜の硬化は加熱法によった。そして、得られた膜の物理的性質を研究した。いずれの場合も、防曇性と耐摩耗性はinconsistencyである。
大久保 浩; 吉井 文男; 嘉悦 勲; 本多 滋和*
J.Appl.Polym.Sci., 22(1), p.401 - 410, 1978/01
ガラス化性モノマーの低温放射線重合を利用した新しい有機ガラスのキャスティングプロセスの開発研究を進めているが、このキャスティング法の特徴は光学歪のないポリマーを短時間で製造できる点にある。キャスティングで生成する光学歪には熱対流型歪と残留応力歪の二種類のタイプがあり、その生因を解明することは歪の制御のため重要である。前報では熱測定を手段として熱対流型歪の生因について基礎的な知見を得たが、本報では残留応力型歪について、これに影響する種々の因子について検討する形で間接的に生因を推定することを試みた。すなわち残留応力型歪はプレポリマーを添加した系において優先的に生成するので、ヒドロキシエチルメタクリレート・グリシジルメタクリレートなどのプレポリマー存在下におけるキャスティングを検討し、系の粘度およびプレポリマーの濃度が歪生成に大きく影響を与えることを明らかにし、このタイプの歪生成には重合に伴う容積収縮が主因となっていることを推
大久保 浩; 本多 滋和*; 吉井 文男; 森田 洋右; 嘉悦 勲
J.Appl.Polym.Sci., 22(1), p.43 - 52, 1978/01
被引用回数:7代表的な有機ガラスであるPMMAはそれ自身ガラス化性を有しないが、プレポリマーを添加するとある程度過冷却性を増すと同時に、重合速度が増大して相対的低温領域でキャスティングを行うことが可能になる。(???)(?V)報では内部可塑化コモノマーと多官能性モノマーを用いた独自の素材について、また(V)報ではCR-39をモディファイしたモノマー系について放射線キャスティングの適用性と物性とを検討してきたが、本報ではMMAを主成分とし、これにプレポリマーを加えた系について放射線キャスティング法を適用するための条件について検討した。すなわち、プレポリマーの重合度、濃度、粘度などと重合性ならびに注形重合性(光学歪生成)の関係を検討し、MMAを用いた場合でも-50C以上の相対的低温領域において、放射線キャスティング法を適用すれば十分なメリットがあることを明らかにした。