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栗田 源一; 津田 孝; 安積 正史; 滝塚 知典; 竹田 辰興
Nuclear Fusion, 34(11), p.1497 - 1515, 1994/00
被引用回数:39 パーセンタイル:75.44(Physics, Fluids & Plasmas)ECHの局所加熱によって引き起こされる電子温度の摂動のテアリング・モードに対する効果を調べるために、電子温度輸送方程式を伴った簡約抵抗性MHD方程式に基づくシミュレーションを行った。シミュレーションにおいて、ポロイダル・プラズマ回転の効果も考慮されている。もし回転する磁気島の0点が効率的に加熱されれば、局所加熱によって低m、mはポロイダル方向の波数、テアリング・モードを完全に安定化できることを示した。小さな幅の磁気島に対して、磁力線方向の大きな熱伝導は径方向に伸びたデポジション分布を作り出し、またその熱伝導の大きさが、テアリング・モードを完全に安定化するために必要な加熱入力を決定する。
福田 武司; 菊池 満; 小出 芳彦
Proc. of the 20th EPS Conf. on Controlled Fusion and Plasma Physics,Vol. 17C,I, p.I-31 - I-34, 1993/00
JT-60Uで観察されるH-モード遷移現象を調べた結果、(1)乱流揺動強度がポロイダル回転速度のシアー増大に伴って減少すること、(2)不純物の寄与を取り込んだ実効的なイオンの衝突度は、磁場が低い場合に0.5近傍の値をとるが、4Tの放電では極端に小さくなることを示した。また、(3)通常のH-モード放電ではプラズマの周辺部において電子の反磁性ドリフト方向へのポロイダル回転が生じ、急峻な径方向内向きの電場の勾配が生成されるのに対し、高ポロイダル・ベータH-モード放電では規格化半径にして0.8~1.0の領域で径方向外側向きの電場が生じることを示した。さらに、磁場の乱流揺動強度の増大がこの場合に確認されたことから、高エネルギー電子のH-モード遷移への係わりを指摘した。これらの結果は、これまでの中型トカマクにおけるH-モード現象に対する理解を飛躍的に発展させるものである。
三浦 幸俊; 居田 克巳; 伊藤 公孝; 伊藤 早苗*
Annual Report of National Institute for Fusion Science; April 1991 - March 1992, P. 85, 1992/11
JFT-2MのH-モードプラズマにおいて、ポロイダル回転速度を計測し、径電場を求めた。さらにこの径電場の空間構造を解析した。H-モードではセパラトリックスの近く、約1cm以内で、新古典理論から予想される。磁力線方向の粘性が小さくなっている。これはポロイダル回転速度のポロイダルマッハ数が1を超えたためである。一方、L-モードのプラズマでは磁力線方向の粘性が大きく形成されるポロイダル回転ならびに径電場も小さい。粘性の小さい領域をH領域、大きい領域をL領域と考えると、L-モードプラズマでは全領域(空間)にわたってL領域が形成され、Hモードプラズマでは、セパラトリックスにのみH領域、他はL領域が形成されている。
三浦 幸俊; 相川 裕史; 星野 克道; 河西 敏; 河上 知秀; 川島 寿人; 前田 彦祐; 松田 俊明; 森 雅博; 小田島 和男; et al.
Plasma Physics and Controlled Nuclear Fusion Research 1990, Vol.1, p.325 - 333, 1991/00
JFT-2Mにおいて観測される閉込め改善モード(H-mode,Improved L-mode,Counter NB injection Pellet with H-mode)は、その実現に異なる手段を用いているが、密度分布から2つの改善モードに大別できる。1つはプラズマ周辺に急峻な密度および温度分布を持つH-modeであり、他はプラズマ中心から急な密度分布を持つ改善モードである。L/H遷移の研究から、H-modeプラズマは、プラズマ周辺ポロイダルラーマー半径程度に-150V/cmの径電場が形成されていること、およびプラズマ周辺イオンの速度分布関数が、H/D光の減少より先に起こっていることを明らかにした。Ergodic Magnetic Limiterの実験で、H-modeの不純物の増大をおさえた、定常なH-modeを実現でき、その運転領域を明らかにし、H-modeの制御性を示すことができた。