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桜井 勉; 高橋 昭
Journal of Nuclear Science and Technology, 12(5), p.308 - 313, 1975/05
被引用回数:2フッ素ガスによるUOのフッ素化反応は200Cでは進まないが、これに少量の臭素を添加すると速やかに反応が起りUFが生成することがわかった。添加する臭素量はフッ素濃度の約6%で充分であり、直接フッ素化反応管に供給してよい。これは臭素とフッ素が速やかに反応してフッ化臭素を生成し、これが低温でもUOをUFにフッ素化するためである。臭素がフッ素化反応に対して触媒のような作用をすることがわかった。
桜井 勉
原子力工業, 21(4), p.45 - 48, 1975/04
フッ化物揮発法による核燃料再処理研究の化学的側面について触れてみた。フッ化物揮発法プロセスと技術的問題点を述べ、筆者らのフッ素化プロセスおよびルテニウムフッ化物に関する研究の一部を紹介した。フッ素化プロセスの研究では、フッ化ハロゲン等のフッ素化剤の反応性について述べ、ルテニウムについては、このものがフッ化物発揮法成否の鍵を握る物質であり、その化学的挙動の解明が重要なことを述べた。
桜井 勉
J.Phys.Chem., 78(12), p.1140 - 1144, 1974/12
気体三フッ化臭素とフッ素をそれぞれ二酸化ウラン粉末と反応させ、反応プロセスの比較から両フッ素化剤の反応特性を検討した。両反応において二酸化ウランはフッ化ウラニルを経て六フッ化ウランにフッ素化される。BrF-UO反応は40Cでも進行しUFを生成するのに対し、F-UO反応では390C以上に温度を上げないとUFの生成は認められなかった。三フッ化臭素を用いると穏やかな実験条件の下でフッ素化を進めることができる。
桜井 勉
Journal of Nuclear Science and Technology, 10(2), p.130 - 131, 1973/02
三フッ化臭素(BrF)ガスを用いるフッ化物揮発法の開発に関連して、揮発性フッ化物を与えるFPとBrFの反応を調べた。試料はNbO、SbO、MoO、RuOおよびTeOで、これらを温度100~450CでBrFと反応させた。その結果、RuOとSbOは150C以上で、NbO、MoOおよびTeOは100Cでもフッ素化され、揮発性フッ化物および酸フッ化物を生成することがわかった。これらの反応挙動はウランのそれと類似しており、使用済み燃料を処理する場合、分離プロセスが必要である。