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瀬古 典明; 片貝 秋雄; 玉田 正男; 須郷 高信*; 吉井 文男
Separation Science and Technology, 39(16), p.3753 - 3767, 2004/00
被引用回数:85 パーセンタイル:90.21(Chemistry, Multidisciplinary)繊維状のアミドキシム吸着材を放射線グラフト重合法により作製した。得られた吸着材を用いて海水中に溶存するウランの吸脱着試験を繰り返して行った。溶離剤として塩酸を用いて吸脱着を繰り返し行うと使用回数5回でウランの吸着性能は失われた。しかし、溶離後の吸着材にアルカリ処理を施すことで25%程度その減少を抑えることができた。さらに、溶離剤に酒石酸などの有機酸を用いることで初期吸着量の80%程度ではあるものの劣化の程度を抑制することが可能になった。
片貝 秋雄; 瀬古 典明; 川上 尚志*; 斎藤 恭一*; 須郷 高信
日本海水学会誌, 53(3), p.180 - 184, 1999/06
アミドキシム捕集材のウラン吸着性能に及ぼすアミドキシム化時間の影響を検討する目的で、ポリプロピレン(PP)製不織布に放射線グラフト重合法によりアクリロニトリル(AN)とメタクリル酸(MAA)を共グラフト重合させた。得られたグラフト不織布を用いて反応時間を変えてアミドキシム化を行い捕集材を合成した。捕集材中のN含量を元素分析より求めた結果、N含量は反応時間30分で最大値を示した後、反応時間の増加とともに徐々に低下した。ウラン吸着量もこれと同様な傾向を示し、反応時間0.5~1時間で最大値を示した。この結果に基づいて、反応時間1時間でアミドキシム化した捕集材を用いて実海域で60日間吸着実験を行った結果、ウランで1.7g/kg-捕集材の吸着量を示した。バナジウムもウランと同様に3.2g/kg-捕集材の値を示した。以上の結果から、アミドシキム化の反応時間が捕集材の吸着性能に大きく影響することが明らかになった。
片貝 秋雄; 瀬古 典明; 川上 尚志*; 斉藤 恭一*; 須郷 高信
日本原子力学会誌, 40(11), p.878 - 880, 1998/00
被引用回数:24 パーセンタイル:84.52(Nuclear Science & Technology)アミドキシム吸着材のウラン吸着性能を向上させるために、アクリロニトリル(AN)と親水性モノマーであるメタクリル酸(MAA)とをポリプロピレン(PP)製不織布基材に放射線共グラフト重合させた後、アミドキシム化を行って捕集材を合成した。得られた捕集材を充填した装置をむつ事業所関根浜沖合い6kmの10から30mの深さの海域に60日間係留して、捕集試験を行った。親水基を導入した捕集材のウラン吸着性能は、ANを単独グラフトした捕集材に比較して、5倍の吸着速度を示した。pH8の海水に溶存している三炭酸ウラニルイオンを効率よく吸着するには、親水性モノマーを共グラフトした捕集材が有効であることが明らかになった。