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鶴田 晴通; 須崎 武則; 松浦 祥次郎
JAERI-M 8599, 13 Pages, 1979/11
平均4,400MWd/tの燃焼度を持つJPDR-Iの使用済燃料について、非破壊ガンマ線スペクトロメトリを行った。1つの燃料集合体内の8本の燃料棒について、核分裂生成物のガンマ線強度比と、破壊測定によって得られている燃焼率および蓄積されたPuと残存Uの原子数比とについて相関関係を調べた。この結果、Cs/Cs強度比が、燃焼率に対してよりもむしろPu/U原子数に対してのより良い指標であることを見出した。次いで、燃料棒に対して得た相関関係を使って、各々の燃料集合体中に含まれているPu/U原子数比を求めた。このようにして得た集合体中のPu量は再処理工場での値と2%の差で一致した。
梅澤 弘一
原子力工業, 20(8), p.75 - 78, 1974/08
原子炉内の物理的環境の最もいちじるしい特徴は、運転中常にある一定の中性子場を生ずることであろう。このため炉心に装填された核燃料中では、ウランあるいはプルトニウムなどの核分裂反応のほかに、あらゆる核種において多かれ少なかれ中性子捕獲反応がおこり、各元素の同位体組成は、それらの受けた中性子線量に応じて漸次変化する。最も重要な核分裂をはじめ燃料中の種々の核反応は、みなこの同じ中性子場によってひきおこされるのであるから、それらの結果は、当然、相互に密接な関連をもっている。各元素の同位体組成の間の関係あるいは、燃焼度もしくはプルトニウム生成量など照射核燃料について重要な諸量と核種元素における同位体組成変化との関係なども明らかにすることができれば、それらの同位体相関(isotopic correlations)を利用する簡単で優れた測定法を開発することができよう。
梅澤 弘一
日本原子力学会誌, 16(7), p.361 - 364, 1974/07
使用済核燃料の測定に用いられる同位体相関技術の概要を解説した。JPDR-Iの例につき、二三の超プルトニウム核種生成量と燃焼率、照射歴および冷却期間との間の関連を述べ、超プルトニウム元素組成の変動に基づく同位体相関技術の可能性を考察した。
夏目 晴夫
日本原子力学会誌, 15(6), p.362 - 364, 1973/06
燃焼率測定の概要を平易に解説した。はじめに最適と思われる定義を選び、燃焼率関係の用語が統一されていない状態を説明した。ついで測定の目的を技術的な面から説明した。また測定操作の概要、非破壊-破壊測定の得失、その組合せの必要性、誤差解析の必要性を述べた。最後にペレットの半径方向の燃焼率測定、出力分布測定、同位体相関技術その他の特殊技術について略述した。
夏目 晴夫; 岡下 宏; 梅澤 弘一; 小森 卓二
日本原子力学会誌, 15(6), p.364 - 368, 1973/06
燃焼率測定技術のうち破壊法(非破壊法は続章)について解説した。方法はFPモニター法と重元素同位体比法に大別され、この2法について原理、算出方法を示した。前者についてはモニター核種の選択基準、比較検討を加えた。つぎに破壊法の現状を解説した。試料の溶解および分離、精製段階の主な問題点を掲げ、種々な分離方法を文献で示し、代表例として当部で採用している方法を説明した。最後に今後の課題として、照射ずみ炉心からのサンプリング、同位体相関技術、核データ、測定機器の自動化の各項について研究項目を解説した。
夏目 晴夫
核物質管理センターニュース, 2(3), p.5 - 6, 1973/03
同位体相関技術の開発状況を米、独、原研に分けて記述し、それぞれの研究の方向の差異を示した。つぎにこの技術の実用にあたり問題となる要素を推測した。燃焼率測定に指向する原研の立場を明らかにしてその有用性を示すとともに、各国の研究成果が蓄積されるにつれて、この技術により査察が簡素化される可能性があることを指摘した。