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佐々木 祐二; 金子 政志; 伴 康俊
no journal, ,
原子力機構で開発したTODGAとADAAMを用いることで、An+Ln一括回収、Am/Cm相互分離できることを確認した。最近の研究で酸素、窒素ドナーを含む3、4座配位性化合物を併用する溶媒抽出により、数百ものAn/Ln分離比や異なるAn, Ln挙動を示す配位子や抽出条件が得られた。そこで、次を満足してなおかつ高い分離性があるかどうかを確かめた、(1)抽出剤やマスキング剤濃度が工学規模で利用できるほど高いこと、(2) An, Ln分離比は1以上と1以下の分配比から得られること。ここでは、現状のAn/Ln分離の困難性や研究の方向性を示しつつ、様々な抽出剤やマスキング剤を併用してAn/Ln分離について調べた結果を報告する。