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吉井 文男; 幕内 恵三; 石垣 功
Angewandte Makromolekulare Chemie, 143, p.75 - 83, 1986/00
被引用回数:7 パーセンタイル:44.94(Polymer Science)ポリプロピレンの単独重合体とエチレンを6%含有する共重合体の線と電子線照射による分子量と融解挙動を調べた。線照射した試料は、電子線よりも分子量の低下が大きく、機械的物性の結果とよく対応した。エチレンを含む共重合体は、照射による機械的物性の低下が単独重合体よりも小さいにもかかわらず、分子量の減少は、単独重合体と同じであった。熱測定では、エチレンを含むと、単独重合体よりも低い温度から融解を開始し、ピーク温度も低い。これらのことから、エチレンはポリマークの形態を変えるが、照射中の分子切断を抑制する作用はないことが分った。したがって、照射したポリプロピレンの機械的性質にはポリマーの形態が極めて重要であることが明らかとなった。
中瀬 吉昭; 伊藤 政幸; 栗山 将
EIM-79-103, p.75 - 81, 1979/00
エチレンプロピレンゴムが耐放射線性にずぐれていることから、そのイオウ加硫物の耐放射線性について検討した。本報では、実用配合試料、すなわち、イオウで加硫したベースポリマーに、安定剤,加工剤,フィラー,可塑剤,酸化防止剤等を添加した試料、を用いた。安定剤,加工剤,及びフィラーの添加した試料では、その耐放射線性は低下する。これは、添加量が多い(50ph)ため、照射による架橋反応が妨げられ、主鎖切断が優勢となるためである。この系に酸化防止剤を添加すると、上述の主鎖切断が妨げられ、材料の劣化速度は低下する。例えば、200Mrad照射試料の伸びは100%以上であり、実用上使用に充分耐える物性を有することがわかった。
町 末男; 塩路 佑治*; 山口 康市; 豊田 亘博*; 須郷 高信; 渡辺 光崇
JAERI-M 5592, 65 Pages, 1974/03
エチレンの気相放射線重合をベンチスケールの装置および中間規模装置を用いて行なって得られたポリエチレンの構造および物性について研究した。圧力、温度、エチレン流速などの反応条件が生成ポリエチレンの分子量、メチル基濃度、メルトインデックス、密度などに与える影響を明らかにした。また、ポリエチレンの分子量分布を測定して、理論的に計算した分布と比較し両者がほぼ一致することを明らかにした。さらにポリエチレンの固相および溶解結晶化におよぼす、分子量および分技度の影響を検討した。希薄溶液からの結晶化によって生成する単結晶の形態とポリマーの分子量の関係について明らかにした。さらに、クリープ引張強度、伸び、環境ストレスクラッキングなどの機械的物性値を測定し構造との相関について論じた。