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斎藤 伸三; 塩沢 周策; 川崎 了; 那須 昭一; 藤城 俊夫; 塩沢 憲一
JAERI-M 6021, 86 Pages, 1975/02
原子炉安全性研究炉NSRRでは炉心燃料としてわが国では使用実績の少ないU-ZrHを用い、一方、パルス運転時の被覆材の焼損を防ぐために燃料と被覆材間に大きな間隙を設けてある。本試験は運転開始に先立ち燃料の健全性を確認するために機械的衝撃、熱衝撃、熱サイクル等の試験を行ったものである。その結果、以下のことが明らかとなった。(1)機械的衝撃あるいは熱衝撃、熱サイクル等により燃料にびびを生じても、粉末はほとんど発生せず、燃料と被覆材間の間隙を埋めギャップコンダクタンスが著しく増しパルス運転時に被覆材が焼損することは考え難い。(2)又、燃料の落下を考えても燃料ミートが損傷する場合は被覆材に必ず変形が見られ外観検査により選別し、X線撮影等により詳細に検査することが可能である。(3)NSRRの全運転期間を通じて燃料中のH/Zr比が1.5以下となることは想定されず、したがって相変態により内部応力が発生することはないものと思われる。