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関原 隆泰; 兵藤 哲雄*; 慈道 大介*; 山縣(関原) 淳子*; 安井 繁宏*
Proceedings of Science (Internet), 281, p.289_1 - 289_8, 2017/05
In this contribution, I introduce the physical meaning of the compositeness, its expression, and theoretical evaluation in effective models. In particular, we show that the two-body wave function of the bound state corresponds to the residue of the scattering amplitude at the bound state pole, which means that solving the Lippmann-Schwinger equation at the bound state pole is equivalent to evaluating the two-body wave function of the bound state. Then, we evaluate the compositeness for the so-called dynamically generated resonances in the chiral unitary approach, such as ,
, and
, and investigate their internal structure in terms of the hadronic molecular components.
宮崎 明美; 川口 健一*
日本建築学会構造系論文集, 597, p.69 - 76, 2005/11
線材から構成される立体ラチス構造物は近年大規模化・複雑化の傾向にあり、従来の振動解析技術を超えた視点が必要とされている。本研究では定常状態である振動状態へ至る前の過渡状態に着目し、構造物内の波動伝播特性を調査することを目的としている。多くの部材が任意に連結されたラチス構造物を対象とした波動伝播実験が少ないことを踏まえ、本論文では数種類の平板型ラチス構造試験体を用いて行った波動伝播実験の結果について述べている。最初に片持ち梁による予備実験を行い、実験結果及び理論解をもとに平板型ラチス構造試験体を固定するための境界部治具の設計を行った。次に平板型ラチス構造試験体による波動伝播実験を行い、得られた結果よりラチス部材の部材配置及び配置密度と波動伝播特性の関係について考察した。また、連続体平板の実験結果と比較することにより、ラチス構造物特有の減衰特性評価への足がかりを示した。また、連続体平板の結果を理論解と比較し、実験及び測定精度の妥当性を示した。
松本 琢磨*; 肥山 詠美子*; 緒方 一介*; 井芹 康統*; 上村 正康*; 千葉 敏; 八尋 正信*
Physical Review C, 70(6), p.061601_1 - 061601_5, 2004/12
被引用回数:159 パーセンタイル:98.25(Physics, Nuclear)He+
C反応におけるハロー構造の影響を調べるために、4体CDCC(離散化連続準位チャンネル結合法)法を提案する。この手法を用いて核子あたり38.3MeVでの弾性散乱断面積の研究を行った。
Heをガウス展開法を用いて
+n+nという三体波動関数の形で記述し、
Cの波動関数の密度分布とともに二重たたみ込み法によりチャンネル結合ポテンシャルを求めた。
He+
C反応と
Li+
C反応を比較することにより
Heのハロー構造の影響についての議論を行う。
内海 隆行*; Koga, J. K.
Computer Physics Communications, 148(3), p.281 - 290, 2002/11
被引用回数:1 パーセンタイル:7.06(Computer Science, Interdisciplinary Applications)レーザーの固体やプラズマへの照射におけるプラズマの状態解析においては、大量・高精度な原子素過程データが必要であるために、現在、原子構造・衝突輻射断面積計算コードの開発を進めている。原子構造コードにおいては、Multiconfiguration Dirac-Fock(MCDF)方程式の解を高精度に求めることが重要な要件である。従来、2点境界値問題であるMCDF方程式の解法としては差分法による積分とシューティング法を組み合わせたものが用いられてきた。これは、適応範囲に制約があることが難点であった。このため、ここでは、Green関数によるMCDF方程式の求解という新しい高精度数値解法を提案する。この手法の特徴は、流体計算手法として開発されたCIP(Constrained Interpolation Profile)法により高精度Green関数を求める点にある。提案した数値解法を原子構造コードGRASP92に組み込み、良好な結果が得られ、本手法がコード開発のための基礎となる解法であることを確認した。
大塚 孝治*; 本間 道雄*; 水崎 高浩*; 清水 則孝*; 宇都野 穣
Progress in Particle and Nuclear Physics, 47(1), p.319 - 400, 2001/09
被引用回数:303 パーセンタイル:99.35(Physics, Nuclear)原子核殻模型を解く有力な手法として提案,開発されてきているモンテカルロ殻模型の発展,現状と今後の展望をこのレビュー論文で議論した。まず、殻模型のこれまでの進展をまとめ、バレンス殻内での完全な計算の必要性を論じた。さらに、従来の直接対角化法による解法の限界を議論し、これに代わる手法としてのモンテカルロ殻模型の概要と方法論としての発展を示した。モンテカルロ殻模型をpf殻領域の大規模殻模型計算に適用し、その有用性を確かめた。その計算法の特徴を活かした現実的な適用例として、N=20領域における不安定核の構造の系統的な計算,Niでの魔法数の性質と球形-変形共存の統一的理解,pf殻領域の新しい有効相互作用の構築とこれに基づくpf殻領域の理解,Ba領域での球形-変形相転移と
不安定変形の微視的な記述を挙げ、モンテカルロ殻模型が幅広く適用可能な普遍性を持つことを示した。
佐々 成正
非線形派動現象のメカニズムと数理; 数理解析研究所講究録1209, p.188 - 193, 2001/05
シンプレクティック数値解法はハミルトン系に対する専用数値解法で系のエネルギーを(一定の幅の中で)保存する性質を持っている。さらに高次解法の実装が容易で例えば4次の解法は2次の解法を3回組み合わせて構成できる。同様に6次、8次の解法も2次の解法の組み合わせで実現される。このシンプレクティック数値解法を非線形波動方程式系に適用し高速で、高精度の数値解法の実相を目指す。具体的な適用例は非線形シュレーディンガー方程式やサインゴルドン方程式等の散逸の伴わない波動方程式系で、これらの系に対しては、ルンゲクッタ法等の従来の方法よりもはるかに計算効率の向上が確認できた。
安積 正史
プラズマ・核融合学会誌, 77(5), p.457 - 463, 2001/05
プラズマ物性及び核融合研究の基礎となる磁気流体(MHD)モデルについて概観し、その有効性について述べる。まずフォッカープランク衝突項をもったブラゾフ方程式からMHD方程式を導出する過程とその物理的背景について述べ、この方程式に基づいてMHD平衡や波動・不安定性などの線型応答の基本的性質について議論する。最後に運動論効果等非MHD効果への拡張の試みについて紹介する。
和田 浩明
JNC TN8400 2000-015, 37 Pages, 2000/03
本報告は、博士研究員として平成9年10月から平成12年3月までに行なった研究内容をまとめたものである。本報告は、大きく2つの内容に分かれている。すなわち、1つは、高エネルギー光による電磁遷移過程の遷移率の厳密解を求める研究である。2つめの研究は、 Cs(n,
)
Cs熱中性子吸収反応で
Csのアイソマー(
Cs)が生成される確率の測定である。(1)最近の高エネルギービーム技術の発展により、高エネルギー光の研究に対する関心が高まっている。本研究では、高エネルギー光に対する電気的遷移(El遷移)厳密なものを使い、原子核の波動関数として調和振動子型波動関数を使った。(2)放射性核種
Csの熱中性子吸収断面積を高精度化するため、
Cs(n,
)
Cs反応で
Csが生成される確率を測定し、
Cs生成の寄与を含む断面積を求めた。
Csと
Csの両方の崩壊から放射される1436KeV
線の時間変化から、
Csと
Csが熱中性子吸収反応で生成される割合を求めた。その結果、
Csが生成される確率は0.75
0.18となった。この場合、
Cs生成が熱中性子吸収断面積に与える寄与はこれまでの実験値を9
2%上方修正させ、熱中性子吸収断面積として
0=0.27
0.03bが得られた。
木村 晴行; 内藤 磨; 三枝 幹雄; 井手 俊介; 根本 正博; 池田 佳隆; 森山 伸一; 近藤 貴; 藤井 常幸; 関 正美; et al.
AIP Conference Proceedings 355, p.81 - 88, 1996/00
少数イオンICRF加熱により高プラズマ電流領域のTAEモードが調べられ、4MA放電では13程度の高いトロイダルモード数を有するTAEモードが現れることが明らかにされる。イオンサイクロトロン高調波共鳴(第2~第4調波)によるビーム加速時のMeV領域のエネルギースペクトルが測定され、テイル温度は調波数がふえるに従って高くなることが示される。低域混成(LH)波の吸収分布は入射波動スペクトル、入射位置、安全係数、を変えることにより制御できる。誘導電流と逆方向にLH波による電流駆動を行い、電流分布の制御性が向上することが実証される。両方の波動に対してセパラトリックスとアンテナ間の大きなギャップに対するアンテナ結合が実証される。
木村 晴行; 藤井 常幸; 福山 淳*; 三枝 幹雄; 森山 伸一; 濱松 清隆
JAERI-Research 95-070, 78 Pages, 1995/11
ITERの二つのICRFアンテナ概念、ブランケット内アンテナ及びポート内アンテナについて速波電流駆動の性能が波動解析コードを用いて詳細に検討される。ブランケット内アンテナに対しては低周波数シナリオ(~20MHz)よりも高周波数シナリオ(~60MHz)の方がイオンへのパワー損失はあるものの、むしろ良好な電流駆動性能が得られる。高性能な電流駆動特性と保守の容易さの両立を狙った「接線アクセス」によるポート内アンテナが提案される。8素子のアンテナアレイが可能であり、電流駆動効率はITERのプラズマ平衡を取り入れた2次元コードで~0.310
AW
m
と計算される。中心導体のリッジ導波管支持を適用した概念設計図が示される。
渡辺 正
NCCニュース, 0(18), p.29 - 34, 1994/00
本稿は財団法人原子力データセンターが発行する「NCCニュース」No.18に寄稿するものである。本稿では原子炉の安全解析における二相流解析技術の重要性を述べ、旧原子炉安全解析研究室において開発した二相流特性解析コードMINCSの特徴について解説した。さらにMINCSコードの応用例として、水平層状流解析に現れる非線形波動の安定化/不安定化の問題、及び付加質量効果による高周波圧力場中の気泡の移動の問題を紹介した。
福山 淳*; 伊藤 公孝*; 伊藤 早苗*; 濱松 清隆
Physics of Fluids B; Plasma Physics, 5(2), p.539 - 549, 1993/02
被引用回数:15 パーセンタイル:49.16(Physics, Fluids & Plasmas)トカマク・プラズマにおける、電磁波動による電流駆動と波動の持つヘリシティーの関係を理論及び数値的に解析した。波動からプラズマへのヘリシティー変換効率を定式化し、イオン・サイクロトロン周波数帯の波動に対して数値解析した。1次元の不均一性を持つプラズマ配位下で、運動論的効果を含む波動伝播方程式を境界値問題として解き、波動ヘリシティーの輸送(非共鳴粒子)による場合と波動運動量の輸送(共鳴粒子)による場合の各々について、駆動電流量を評価した。現在実験で得られているプラズマ・パラメータでのこの周波数帯の解析では、波動ヘリシティーによる電流駆動は従来の方法(波動運動量による)に比べて低かった。しかし、高エネルギー粒子の存在する場合には、波動ヘリシティーによる電流駆動効率のプラズマ密度依存性は従来の方法より良いものであった。
濱松 清隆; 福山 淳*; 伊藤 早苗*; 伊藤 公孝; 安積 正史
Journal of the Physical Society of Japan, 62(1), p.113 - 122, 1993/01
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Physics, Multidisciplinary)トカマク・プラズマにおいて、プラズマ密度に依存しない新しい波動電流駆動法として、波動ヘリシティーによる方法が最近議論されている。従来の議論は局所的な解析によるものであった。本論文では、実空間における波動の伝播構造までを踏まえた議論へと拡張し、数値解析を行った。まず、波動からプラズマへのヘリシティー変換比を解析的に求め、JT-60プラズマでのICRF波動の場合について数値的な評価を行った。具体的には、運動論効果を含む波動伝播方程式を1次元不均一媒質中での境界値問題として数値解析を行った。波動ヘリシティーによる駆動電流量と従来からの波動運動量による駆動電流量の両方を求めその量的評価を行った。JT-60プラズマのパラメータ領域の場合には、波動運動量による駆動電流量がヘリシティーによる駆動電流量を大きく上回ることが分った。
濱松 清隆; 福山 淳*; 安積 正史
JAERI-M 91-156, 14 Pages, 1991/10
波動伝播方程式と波動電場による粒子加速効果を含むフォッカー・プランク方程式を自己無撞着に数値解析し、高速粒子による核融合反応出力の増大量の解析を行った。D-D、D-He、D-T反応についてICRFとNBIの加熱パワー依存性から核融合出力の評価を行った。ICRF加熱は、第3高調波共鳴までをアンテナ電流の位相制御を含めて比較した。NBI加熱の反応効率の最適化条件は、反応断面積が最大となるエネルギーに匹敵する入射エネルギーであった。ICRF加熱の場合には、波動による粒子加速の観点からは、速度空間の拡散係数がMeVオダーのエネルギー領域まで存在するので加熱条件に強く依存しない。ただし、D-D反応は反応断面積が3~4[MeV]で最大となる為に拡散係数がより高エネルギー側に広がる第3高調波に優位さがある。波動伝播過程での電子によるパワーの損失を避けるにはアンテナ電流を同位相とした場合が優位である。
堀田 平*
PNC TJ6557 91-045, 121 Pages, 1990/12
海水中のウランを採取する方法は、一般に次の様に分類できる。1.共沈法2.吸着法3.浮選法4.溶媒抽出法5.生物濃縮法本海水ウラン回収プラントのウラン回収方法は、このうちの吸着法によるものである。この吸着法は、有機系もしくは無機系のウラン吸着剤に海水を適当な期間接触させてウラン成分を吸着させ、その後それに溶離剤をかけてウランを溶離させ、濃縮工程を経たうえでイエローケーキを精製するという方法であるが、海水中に溶存するウランは、総量としては多くても(約40億トン)濃度は薄く(約3ppb)、多量のウランを回収するには膨大な量の海水を吸着剤に接触させる必要がある。この海水の移動を機械的に行うとすれば、莫大なエネルギーを消費することになり、その結果として回収コストが上り、経済性の面で問題点が出てくる。これに対して、海水を吸着剤に接触させるエネルギー源として、海洋に存在する波および海流のエネルギーを利用すれば、回収コストの低減を図ることが可能である。本海水ウラン回収プラントは、この波浪および海流のエネルギーを利用することにより、経済的効率を高めたウラン回収プラントである。2.全体システムの構成海水ウラン回収のプロセスは、1.吸着剤による海水ウランの吸着2.溶離液による吸着剤からのウラン脱離3.沈殿・分離により最終製品のイエローケーキを抽出する精錬の3工程から成り、この工程に対応した回収システムの具体的な設備は、一般に下記から成っている。1.吸着剤を保持し海水と接触させてウランを吸着させる吸着設備2.ウランを吸着した吸着剤からウランを塩酸等により溶離する脱離プラント3.脱離液を処理して最終製品であるイエローケーキを抽出する精錬プラント4.以上の各工程間の吸着剤、脱離液、イエローケーキ等の搬送設備5.各工程に必要な薬剤、水、燃料等のユーティリティを運搬・補給する設備上記設備を備えた回収システムの全体構成としては、各設備の方式や設置場所等多数の方式が考えられるが、本回収プラントは、下記のような吸着・脱離浮体および精錬船の組み合わせとしている。1.吸着・脱離浮体一点係留装置付きの四角全方向通水型構造で、浮体内には脱離プラント、脱離液タンク、塩酸タンク等を装備し、脱離までを行う。2.精錬船1.の浮体より脱離液を受取り、船上に搭載したプラントにより精錬を行ってイエローケーキを生産し、陸揚
恒岡 まさき; 竹内 正人*; 高橋 勲*
IEEE 13th Symp. on Fusion Engineering, Vol. 2, p.1206 - 1209, 1989/00
核融合実験装置に用いるRFプラズマ加熱装置用電源において求められることは、電圧の平滑性能と遮蔽速度の高速性である。従来は多量のコンデンサーとクローバ(短絡回路)により実現化されて来たが、前者は遮蔽速度を鈍くし、後者は短絡回路を作り直流回路系への負担を重くする。そこで、1kHzの高周波動作で運転するDC-DC変換器を用いた新型RF電源を考案した。この性能を検証するため計算機による検証、5kW級(-1kV5A)のモデル実験による検証と実機の設計について検討結果を示した。この結果、先のコンデンサーやクローバーを用いずとも十分な電圧平滑性と遮蔽速度をDC-DCコンバータを用いた電源システムで実現化出来ることがわかった。計算機による検討により0.5%の平滑性とモデル実験による結果から36
secの高速遮蔽性を得ることを確認した。
濱松 清隆; 岸本 泰明; 福山 淳*; 伊藤 公孝; 伊藤 早苗*; 安積 正史
Japanese Journal of Applied Physics, 26(9), p.1525 - 1533, 1987/09
被引用回数:4 パーセンタイル:31.15(Physics, Applied)トロイダル方向へ位相制御されたアンテナから放射されるICRF波の伝播及び吸収の解析をJT-60において行なった。水素プラズマにおける第2高調波のイオン・サイクロトロン共鳴を解析するため、1次元の運動論的波動方程式を用いた。この方程式に壁とアンテナでの境界条件を課して大域的な波動の解析を数値的に行なった。安定なローディングを評価する為に、簡単な電力伝送系の導入も行なった。様々な位相のもとで、放射抵抗の密度・温度の依存性を調べた。低プラズマでは、密度・温度のわずかな変化で空洞共鳴が起こり、波動エネルギーの壁での損失が無視できない。これはアンテナ電流の移送を逆移送とすることで抑えることができる。ただし、安定なローディングには
値に下限が存在した。NBIによるイオンの高エネルギー・テイルの効果を含めた解析によって、この
値の下限が下がり、さらに安定なローディングが得やすいことが分った。
濱松 清隆; 岸本 泰明; 福山 淳*; 伊藤 公孝; 伊藤 早苗*; 安積 正史
HIFT-128, 43 Pages, 1986/00
トロイダル方向へ位相制御されたアンテナから放射されるICRF波の伝播及び吸収の解析をJT-60において行なった。水素プラズマにおける第2高調波のイオン・サイクロトロン共鳴を解析するため、1次元の運動論的波動方程式を用いた。この方程式に壁とアンテナでの境界条件を課して大域的な波動の解析を数値的に行なった。安定なローディングを評価する為に、簡単な電力伝送系の導入も行なった。様々な位相のもとで、放射抵抗の密度・温度の依存性を調べた。低プラズマでは、密度・温度のわずかな変化で空洞共鳴が起こり、波動エネルギーの壁での損失が無視できない。これはアンテナ電流の移送を逆移送とすることで抑えることができる。ただし、安定なローディングには
値に下限が存在した。NBIによるイオンの高エネルギー・テイルの効果を含めた解析によって、この
値の下限が下がり、さらに安定なローディングが得やすいことが分った。
杉原 正芳; 西尾 敏
JAERI-M 83-139, 31 Pages, 1983/09
高周波波動による定常運転を目指した核融合実験炉の炉概念の検討を行なった。検討の方針として、これまで行なってきた標準炉と対比して定常炉の利点をでさるだけ生かすことを念頭に置いた。また現時点でのデータベースから余り外れないことを前提としているが、高周波波動については将来の研究の進展を見込んで2種類の波動を検討した。検討項目としては、1)プラズマ閉じ込め性能 2)高周波波動の選定 3)装置大半径 4)トロイダル磁場コイルの数およびサイズ 5)平衡磁場配位 である。検討の結果、標準炉より大半径で1~1.5m程小さなサイズの炉が可能であるとの見通しが得られた。
嶋田 道也; 藤井 常幸; 山本 巧; 今井 剛; 木島 滋; 鈴木 紀男; 荘司 昭朗; 長島 章; 上原 和也; 前野 勝樹; et al.
Journal of the Physical Society of Japan, 49(4), p.1643 - 1644, 1980/00
被引用回数:2 パーセンタイル:45.06(Physics, Multidisciplinary)ローアーハイブリッド波加熱の際、発生する高速イオンの減衰時間(200~400S)の解釈を行った結果、高速イオン(23KeV)は0.6≦r/a≦0.9の領域に存在すること、及び、減衰機構としては損失錐またはトロイダル磁場のリップル損失錐へのピッチ角散乱が有力であることがわかった。