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Sun, Y.*; 高谷 友哉*; 牟田 浩明*; 藤枝 俊*; 近藤 俊樹; 菊地 晋; Kargl, F.*; 大石 佑治*
International Journal of Thermophysics, 45(1), p.11_1 - 11_19, 2024/01
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Thermodynamics)ガス浮遊法は熱物性を非接触で測定するための有用な手法であるが、これまでの測定は溶融試料の中に気泡がなく、楕円球状であることを仮定して行われてきた。本研究ではアルミナを用いて、ガス浮遊法による物性測定と測定後試料の走査型電子顕微鏡による断面観察を行い、試料に含まれる気泡が測定値に与える影響を評価した。また、浮遊ガスにより試料が変形することによる測定誤差の考察も行った。
小原 真司*; 鈴谷 賢太郎; 竹内 謙*
日本マイクログラビティ応用学会誌, 22(2), p.100 - 104, 2005/04
地球・宇宙科学上で重要な鉱物であるかんらん石(Forsterite, MgSiO)は、稜共有のMgOをSiO四面体が繋いでいる典型的なケイ酸塩鉱物であるが、ケイ酸塩鉱物結晶のフレームワークを形成するSiO成分がMgOの半分のモル比であることから、SiO四面体の鎖状,環構造をもたない。そのためガラス化が大変困難であった。われわれは、ガスジェット音波浮遊法という坩堝を使わない方法を用いて、このかんらん石の高純度ガラスを作製し、高エネルギーX線回折,中性子回折の併用と、逆モンテカルロシミュレーションの適用により、その構造を調べた。その結果、ガラスにおいても、SiO四面体によるネットワーク構造は存在しないが、MgO(n=4,5,6)の多面体ユニット(MgOが一番多い)が、頂点,稜共有でネットワークを構成しているという特異な構造を持っていることが明らかになった。
渡邊 誠*; 東 英生*; 佐々木 美奈子*; 安達 正芳*; 大塚 誠*; 福山 博之*; 西 剛史; 山野 秀将
no journal, ,
溶融したBWR制御棒材の物性取得の一環として、制御棒の被覆材であるステンレス鋼(SUS316)とその主成分である鉄およびニッケルについて、静磁場印加電磁浮遊法を用いて溶融状態の密度測定を行った結果について報告する。
東 英生*; 福山 博之*; 西 剛史*; 山野 秀将
no journal, ,
原子炉のシビアアクシデント時の炉心損傷メカニズムを理解するためには、溶融ステンレス鋼(SUS316)の熱物性値が必要である。本研究では、電磁浮遊法を用いて、液体SUS316の垂直分光放射率, 熱容量, 熱伝導度を測定した。垂直分光放射率は負の波長依存性があり、温度に対する依存性は無視できる程度であった。熱容量と熱伝導度は非接触レーザー周期加熱を用いて測定した。熱容量は1661K1778Kの温度範囲で一定を示した。熱伝導度は正の温度依存性を示した。
山路 哲史*; 古谷 正祐*; 大石 佑治*; 佐藤 一憲; Li, X.*; 深井 尋史*; 間所 寛
no journal, ,
MPS法による溶融物挙動解析、模擬溶融物流下実験、浮遊法による高温融体物性評価と、実機プラントデータ・事故進展解析等の分析から、福島2・3号機ペデスタル燃料デブリ深さ方向の性状同定に取り組んでいる。一年目は基盤技術の整備等に取り組んだ。
坂東 大都*; 山路 哲史*; 山下 拓哉
no journal, ,
福島第一原子力発電所(1F)2号機では原子炉圧力容器(RPV)及び直下の保温層板が酸化物燃料デブリのペデスタルへの落下を妨げながら、熱負荷の大きな外周部ではその一部が溶融破損し、燃料集合体上部タイプレート等の炉内構造物のペデスタルへの落下をもたらした可能性をMPS法による解析で示した。
大石 佑治*; 高谷 友哉*; 藤枝 俊*; 牟田 浩明*; 近藤 俊樹; 菊地 晋
no journal, ,
本研究では、核燃料を含む金属及び酸化物系溶融物の密度等の熱物性を測定し、融体熱物性データベースを構築することを目的としている。ウランを含む融体を安定に浮遊させる方法を確立し、試計測の結果、妥当と判断できる測定結果が得られた。