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島崎 雅夫*; 滝 富弘
PNC TN6510 94-001, 19 Pages, 1994/09
この資料は、ウラン鉱石と製錬鉱滓からのRa-226とTh-230の除去法に関する研究について、主にカナダの文献に報告されている内容を引用してまとめたものである。ウラン鉱石と製錬鉱滓からのRa-226とTh-230の除去法に関しては、各種の浸出材(鉱酸、無機塩類、有機錯化剤)を用いた浸出試験が実施されている。しかし、本研究の目標である浸出残渣を無管理で処分する処理法を開発した報告例はなく、研究開発の現状にあることがわかった。本研究の目的は、放射性物質による環境汚染の低減化に向けた新しい処理プロセスの開発にある。鉱滓処理の法律基準が年々厳しくなると予想される現状からして、環境資源開発においても環境にやさしい製錬法の開発に取り組んでいる。本資料は、今後、本研究を取り組んでいく上での参考資料として役立つものと考える。
吉田 勝; 熊倉 稔; 嘉悦 勲
JAERI-M 6191, 13 Pages, 1975/07
種々の吸着剤存在下、HEMAの低温放射線重合により-amylaseの固定化をおこない次のようなことを明らかにした。HEMAの固定化組成物は、反復して反応をおこなうと、それの初期段階で酵素の離脱が認められたが、吸着剤-HEMA混合系の固定化物は酵素の離脱が全くなかった。この場合、吸着剤としては、硫酸カルシウムを主成分とするドライライト、酢酸カルシウム、酢酸ナトリウム、炭酸カルシウムなどの無機塩の無水物が特に効果的であった。そして、Ca、Naなどの無機イオンによって固定化組成物の耐熱性は著るしく向上した。酵素量200g、30%HEMA in buffer soln、1mlそしてドライライト0.3g存在下において、照射線量110R、照射温度-24Cで固定化する時、最もすぐれた固定化組成物が得られ、その活性保存率は93%に達した。