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論文

$$gamma$$線照射により牛レバーに誘導される8-hydroxyguanineを指標とする検知法の検討

菊地 正博; 小林 泰彦

食品照射, 50(1), p.3 - 8, 2015/10

照射した牛生レバーからDNAを分離し、DNA中の酸化的塩基損傷である8-oxoGを抗8-OHdG抗体を用いてELISA法で検出した。その結果、冷蔵状態で照射した牛レバーの100ng DNAに対するELISAの発光シグナル強度は吸収線量の増加とともに増加した。一方、冷凍状態で照射された牛レバーを試料とした時、分離精製されたDNAに対するELISA法では線量増加による8-oxoGの増加は見られなかった。このことは凍結状態では照射によるDNA損傷の誘発が抑えられることを意味する。冷蔵状態で照射された牛レバーについてELISA反応のシグナル強度を非照射と比較することにより照射の有無を判別できる可能性がある。

論文

放射線殺菌の原理と食品照射の国際動向

小林 泰彦

ソフト・ドリンク技術資料, (175), p.103 - 128, 2015/04

放射線は19世紀末に偶然発見されて以来、その透過力や照射効果が様々な目的で人間生活に利用されている。放射線は物体を透過しながら、全体の温度を上げずに、瞬時に、満遍なく、まばらに活性点を作り、ごく局所的に化学反応を起こすことができる。これが、放射線照射によるエネルギー付与と加熱によるエネルギー付与の本質的な違いである。そして、生物が一般的に放射線に弱いのは、細胞分裂のたびに超巨大分子DNAを正確にコピーしなければならないという生物側の宿命的な理由による。放射線のエネルギー付与とその生物作用の特徴を利用した放射線殺菌・滅菌は、非加熱処理で、かつ薬剤を使わないというメリットがあり、国際的に標準化された技術である。殺菌・滅菌よりも低い線量では、穀類や青果物の害虫を駆除あるいは不妊化することができ、さらに低い線量ではジャガイモやニンニクなどの芽止めができる。このように食品や農作物に放射線を照射して殺菌、殺虫、芽止めなどを行う技術を食品照射という。放射線処理された食品や農産物(照射食品)の毒性学的・微生物学的な安全性と栄養学的な健全性は、科学的な方法で繰り返し確認されてきた。今日では、公衆衛生や地球環境の保全に寄与する有効な手段として、香辛料・ハーブ類や冷凍食肉・魚介類の殺菌、熱帯果実や柑橘類の検疫処理、ニンニクの芽止めなどが世界各国で実用化されている。しかし日本では、ジャガイモの照射芽止め以外はいまだに許可されていない。欧米などでは1980年代から進められてきた「安全性評価」$$rightarrow$$「消費者利益と技術的必要性、社会受容性の判断」$$rightarrow$$「法令の整備」という社会的合意形成のプロセスが、我が国では全く機能していないのが現状である。

論文

食品照射の基礎知識と国際動向

小林 泰彦

Foods & Food Ingredients Journal of Japan, 220(1), p.52 - 63, 2015/02

Food irradiation is a technology to treat foods with ionizing radiation such as $$gamma$$-rays and electron beams to improve the safety and extends the shelf life of foods by reducing or eliminating microorganisms and insects, and by prevention of sprouting. Food irradiated with ionizing radiation is named "irradiated food". Many international organizations have approved the safety and usefulness of food irradiation. Ionizing radiation can treat packaged foods and fresh and/or frozen products, and effectively and uniformly treat all portions of foods. Food irradiation is an environmentally friendly technology without usage of chemicals and contributes to the solution of food security and food sanitary problems, especially reducing post-harvest losses of foods and controlling food borne illness, as an alternative to chemical fumigation with ethylene oxide and methyl bromide gasses. Japan has a 50 years history of food irradiation research. The "Japanese Research Association for Food Irradiation" was launched in 1965. It was legally authorized to irradiate potatoes for preventing germination in 1972 and since 1974 irradiated potatoes have been shipped from the Shihoro-cho Agricultural Cooperative Association in Hokkaido. Recently, commercial food irradiation has increased significantly in Asia, however, Japan is now far behind other countries and it is called a "food irradiation underdeveloped country". To break through the current backward situation, this paper introduces the latest and objective facts related to food irradiation based on scientific data.

論文

放射線殺菌と海外情報

小林 泰彦

食品衛生学雑誌, 56(1), p.J_14 - J_18, 2015/02

医薬品や医療用器具、食品包装容器などの殺菌処理で工業的に広く利用されているのは、オートクレーブなどを用いた加熱処理、エチレンオキサイドガスなどの薬剤処理、紫外線照射、そして電離放射線照射である。認可された放射線を定められた条件で食品や農作物に照射して殺菌・殺虫・芽止めなどの処理を行う技術を食品照射と呼ぶ。実用的には、殺菌などの目的達成に充分な線量以上で、かつ、食品の商品特性や嗜好性に悪影響が生じない範囲の適切な線量が照射される。食品照射は、毒性学的・微生物学的安全性および栄養学的適格性の観点から最もよく検討された食品処理技術であり、意図した技術上の目的を達成するために適正な線量を照射した食品はいかなる線量でも適正な栄養を有し安全に摂取できる(WHO、1997)、安全性に関して喫緊の懸念事項はない(EFSA、2011)とされ、Codex規格やISOなどの国際基準・規格が整備されている。2013年現在、世界全体の食品照射処理量は年間約100万トンと推定され、そのうち殺菌目的の照射では、香辛料・乾燥野菜など食品原材料が約19万トン、冷凍エビなどの水産物が1万4千トン、牛挽肉や鶏肉、カエル脚などの肉類が1万1千トンなどである。米国では年間消費量の3分の1にあたる年間7$$sim$$8万トンの香辛料、年間8千トンの牛挽肉や食鳥肉が照射殺菌されている。

論文

放射性物質による食品汚染を考える

小林 泰彦

食品の安全と安心; 講座1, p.52 - 69, 2015/02

放射性物質による食品汚染の問題は、汚染食品の飲食による内部被ばく線量の増加とその健康リスクの問題に帰着する。放射性物質そのものが危険物・有害物質なのではなく、大量の放射性物質は強い放射線を出すから危険・有害なのである。放射性物質の有無ではなく受ける線量の評価が重要である。今回の原子力発電所事故の影響による放射性汚染食品は、病原性微生物で汚染された食品や毒魚・毒キノコなどとは全く異なり「ただちに健康に影響がある訳ではない」。あくまでも、推定される内部被ばく線量における低線量放射線被ばくの健康リスク(発がんリスク)として捉えられなければならない。今回の事故の影響で農作物などを汚染した放射性物質は、もしそれが放射線を出していなかったら到底検出できないくらいの極微量であり、元素としての有害性の懸念はまずあり得ない。放射線被ばくのないところには被ばくの影響はないが、人類誕生の遥か以前から地球上で被ばくのないところはない。内部被ばく線量も太古から現在までゼロであったことはなく、今後もゼロではない。一方、大量に放射線を被ばくすれば人は死亡する。同様に、体内のがん患部だけに放射線を当てればがん細胞を殺すことができるし、食中毒菌や腐敗菌は放射線で殺菌・滅菌することができる。そして、被ばく線量と健康影響の関係は、広島・長崎の原爆被爆後生存者の生涯追跡調査やチェルノブイリ事故等の過去の経験から学ぶことができる。

論文

病人食や宇宙食にも利用; 食品照射の原理と安全性

小林 泰彦

日本原子力文化振興財団月報, (242), p.1 - 3, 2003/06

食品に放射線を当てて害虫駆除や殺菌を行うことは、「食品照射」と呼ばれている。現在、日本で許可されている食品照射は、ジャガイモの芽止めだけである。許可は1972年と世界的にも早かったが、他の食品には広がっていない。しかし、食品照射は52か国で許可され、食品の種類は実に230種に及ぶ。食品照射の目的と利点,放射線殺菌・殺虫の原理,照射の方法,照射食品の安全性と健全性,照射食品の検知法などについて平易に解説する。

論文

食品照射の世界の現状; 第18回国際食品照射諮問グループ年次大会より

須永 博美

食品照射, 37(1-2), p.49 - 52, 2002/10

2001年10月23日から3日間、ローマの国連食糧農業機関(FAO)本部で開催された国際食品照射諮問グループ第18回年次大会に日本原子力産業会議(JAIF) からのオブザーバーとして出席した。会議には加盟46ヶ国のうち、22ヶ国の代表と、オブザーバー等合計約50名が出席した。事務局は国際原子力機関(IAEA),世界保健機関(WHO),FAOからの担当者がつとめている。大会では前年次大会以降のICGFI及び関係組織の活動報告、国際食品規格委員会(Codex委員会)で審議中の「照射食品に関するCodex一般規格」改訂案に対するICGFIとしての意見のとりまとめ等について審議した。この大会への出席により、食品照射に関する各機関のの取り組みの現状、特にCodex委員会における審議内容,各国の食品照射の許可情報等が明らかになった。

論文

食品照射諮問グループ年次大会

須永 博美

原子力産業新聞,2121, P. 2, 2002/01

2001年10月23日から3日間、ローマの国連食糧農業機関(FAO)本部で開催された国際食品照射諮問グループ(ICGFI)第18回年次大会に出席した。本大会には46加盟国中の22か国の代表、FAO,WHO,IAEAからなる事務局,オブザーバーなど合計50名ほどが出席した。日本はICGFIに加盟していないのでオブザーバーとしての出席である。大会では、前年の大会以降、これまでのICGFI事務局及び参加国の活動報告,国連食品規格委員会(Codex委員会)の下部組織で審議中の「食品照射に関する一般規格」の改訂草案、来年で期限切れとなるICGFIの今後の進め方,決算,予算など、20議題について審議を行った。

報告書

食品照射の基礎と安全性; 食品衛生・貯蔵にはたす放射線処理の可能性

伊藤 均*

JAERI-Review 2001-029, 113 Pages, 2001/09

JAERI-Review-2001-029.pdf:9.72MB

食品照射は全世界で60年以上の開発の歴史があり、安全性は十分に確認されているにもかかわらず、イメージによる誤解から普及が遅れている技術である。しかし、照射食品の許可国が51ヵ国1地域に増加し、アメリカや欧州連合内で照射食品が流通している状況の中で、我が国だけが食品照射に対し鎖国を続けるのは困難な状況になってきている。本報告書では食品照射の原理と応用分野,食品照射技術開発の歴史について述べるとともに、照射食品の安全性について動物試験の結果、放射線分解生成物の解析,栄養学的評価,微生物学的評価について検討し安全性に問題がないことを明らかにした。ことに、放射線分解生成物については多くの研究報告から放射線特有の分解生成物が存在しないことを明らかにした。その他、検知法や照射技術についても開発の動向について解説した。

論文

Immunochemical identification of irradiated chicken eggs

久米 民和; 石井 哲也*; 松田 幹*

J. Sci. Food Agric., 65, p.1 - 4, 1994/00

 被引用回数:16 パーセンタイル:31.03(Agriculture, Multidisciplinary)

サルモネラの殺菌を目的として照射した鶏卵の検知法について検討した。卵白タンパク質の抗原性は、照射により減少するが、50kGyの高線量照射してもなお検出できた。一方、タンパク質は照射により見かけ上重合していることが認められるが、SDS-電気泳動では分子鎖の切断した断片が認められた。これら照射によって生じた低分子フラグメントはなお抗原性を保持していることから、抗体を用いた免疫化学的手法により、特異的に感度よく検出できることを明らかにした。この低分子フラグメントは2kGyの照射でも十分検知することができ、加熱処理とも明瞭に区別することができた。以上の結果、免疫化学法は照射鶏卵の検知に適した方法であり、種々の低分子タンパク質の混ざった食品中の照射鶏卵の検知にも適用できると考えられた。

口頭

放射線殺菌と過熱蒸気殺菌の香辛料の食味比較

千葉 悦子*; 飯塚 友子*; 市川 まりこ*; 鵜飼 光子*; 菊地 正博; 小林 泰彦

no journal, , 

放射線照射した香辛料は国際的に広く流通するが、日本では許可されていない。その理由として国民の不安や国民的合意の不足が指摘されるので、我々の実験結果を公表して健全なリスクコミュニケーションを推進したい。食のコミュニケーション円卓会議の有志は、香辛料について照射品と過熱蒸気殺菌品、および、それを使う料理を外観や食味について比較検討を重ねた。今回は、等量の香辛料の食味に注目して、黒コショウ等でも殺菌方法の違いを知覚できるかについて調べた。殺菌方法の違いによる統計的な差は明確ではなかったが、傾向は得られた。香辛料単体の比較では、照射殺菌の方が未処理品に近い傾向があることも考え合わせると、比較しやすい条件を見つける工夫も必要である。条件により、よく訓練されたパネルで統計的に有意な差が出ても、一般消費者では違いを感知しにくい場合がある。また、食べ慣れた過熱蒸気殺菌品を好む人もいる。これらの結果を踏まえ、香辛料が日本人にとって塩分の低減に役立つ大事な食品であることも考え合わせ、香辛料の色調や香気成分の変化なく菌数低減ができる放射線照射の長所について、冷静に受け止めるよう願う。

口頭

放射線照射食品に誘導されるラジカルのPulse-ESRによる計測

岸田 敬吾*; 永田 夏樹*; 亀谷 宏美*; 菊地 正博; 中村 秀夫*; 小林 泰彦; 鵜飼 光子*

no journal, , 

照射食品の検知法では連続波(CW)-ESR法を用いて照射誘導ラジカルを計測して検知する。ESRスペクトルから得られる解析パラメータにラジカルの緩和時間があり、通常、CW-ESRで測定される明瞭なsinglet信号から間接的に算出する。そこで、本研究では、複雑な信号を示す照射食品の緩和時間をパルス波(Pulse)-ESR法により直接測定できるか検討して、CW-ESR法による算出値との比較を試みた。試料は、市販の小麦粉,大豆及び黒コショウを用いた。Pulse-ESR測定において、照射小麦粉及び照射大豆(皮)でecho信号の観測に成功し、この信号の減衰時間から直接測定された緩和時間は吸収線量に依存して変化することがわかった。CW-ESRによる緩和時間の算出値は、Pulse-ESRによる測定値よりやや小さくなる傾向にあった。これは照射大豆や小麦粉の複雑なESR信号に対して、singlet信号からの算出法を適用したためと考えられる。Pulse-ESRで測定された緩和時間が照射依存性を示すことから、緩和時間を用いた検知法の可能性が示唆された。

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