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真木 紘一*; 東稔 達三; 大和 春海*
JAERI-M 7635, 31 Pages, 1978/04
核融合実験炉(JXFR)を対象として、プラズマの停止を検討した。計算モデルは、時間依存性をもつ1点近似拡散モデルで、エネルギーと粒子の閉じ込めに関する比例則は、イオン温度が数keV以下では擬古典拡散が、それ以上では捕獲イオン不安定性異常拡散が支配的であるとして用いた。プラズマの停止に要する時間を20秒とし、この間重水素のみ注入するものとする。前半の10秒間では、プラズマ温度を7keVから1keV、電子密度を1.110
m
から~10
m
、プラズマ電流を4MAから1MAまで下げて、核融合反応出力を下げた。加熱パワーは平衡運転時の値27MWから直線的に下げて10秒で0とした。後半の10秒間では、それぞれさらに、100eV~10
m
、100kAまで下げて、残りのプラズマエネルギーを下げた。駆動型の炉では、加熱パワーを徐々に下げれば、プラズマ電流を下げることによって、核融合反応の停止とプラズマエネルギーの降下が実現できることが示された。