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吉田 勝; 熊倉 稔; 嘉悦 勲
Polym.J., 11(12), p.915 - 919, 1979/00
被引用回数:10酵素であるセルラーゼとポリスチレン(PSt)を含むグリシジルメタクリレート(GMA)モノマーを混合し、-78Cのアルコール媒液中に上述した混合物を滴下した。この状態で線重合を行ない20.2mmの粒状(球状)マトリックスを合成した。このマトリックスをさらにアセトン,ベンゼン,トルエン中で処理し膨潤させ、その後酵素反応に供した。マトリックス中に包括された酵素の活性収率はマトリックスの膨潤状態に依存し、膨潤比が増加するほど増加する傾向を示した。また、繰り返し反応による酵素のマトリックスからの脱離は見掛け上観察されなかった。このマトリックスの表面構造を電子顕微鏡で観察したところ、1~3mの空孔とシワを多数認めることができた。従がって不溶性基質を用いたにもかかわらず、活性収率が高い原因は上述した因子が表面積を増大させ、表面反応を容易にしたと考えられる。