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中島 甫; 磯部 晋*; 渡辺 勝利; 近藤 達男
耐熱金属材料第123委員会研究報告, 20(2), p.195 - 211, 1979/00
高速炉の燃料被覆材に対する要求性能は実証炉の設計が具体化するにつれて一段と厳しくなる傾向にある。とくに現用SUS316鋼または高速炉用に微量成分を調整した改良316鋼を使用する場合は,製品の不可避的なばらつきを考えると、(1)クリープ強度(2)耐スウェリング性の面で性能の余裕度が不足している可能性がある。さらに316鋼などのオーステナイト系ステンレス鋼では高速炉の炉心温度域で試用期間中に,炭化物や相の解出のような固相反応が進行することを避けることはできない。こうした変化を考えに入れると、(1)クリープ強度(2)耐スウェリング性(3)ヘリウム脆化抵抗性は実際の使用条件下では,溶体化処理あるいは短時間事項した材料で得た試験結果よりもさらに低くなると見えなければならない。したがって上記諸性能をバランスよく兼ね備えた,より安定な新材料の出現が望まれている。