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伊藤 均; G.Meixu*
食品照射, 29(1-2), p.1 - 7, 1994/00
香辛料類に微生物増殖抑制効果があることは古くから知られている。本研究では黒コショウ、ローズマリー、赤トウガラシ抽出液を用いてグラム陰性細菌5株、グラム陽性細菌6株、Aspergillus parasiticusに対する増殖抑制効果と照射の影響について検討した。その結果、各種グラム陰性細菌にはほとんど増殖抑制効果は認められなかった。一方、多くのグラム陽性細菌には抗菌活性が認められ、特にBacillus subtilisとClostridium botulinumで明確に認められた。そこでB.subtilisを用いて増殖抑制効果を調べたところ、赤トウガラシは0.05%濃度で抑制効果を示したのに対し、ローズマリーは0.5%、黒コショウは1%で抑制効果が認められた。一方、照射した黒コショウでは10kGy、50kGyで増殖抑制効果が若干減少したのに対し、赤トウガラシ、ローズマリーでは照射の影響は明確には認められなかった。