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大林 康二*; 塚本 英明*; 山下 浩之*; 福本 彰*; 宇都宮 吉治*; 荻田 典男*; 宇田川 真行*; 舩橋 達
Journal of the Physical Society of Japan, 59(4), p.1372 - 1383, 1990/04
被引用回数:18 パーセンタイル:74.19(Physics, Multidisciplinary)La系の高温超電導物質では、250~800cmのエネルギー領域の赤外吸収スペクトルに3本のフォノンによる吸収線があり、エネルギーの高い側からP、P、Pと名付けられている。このうちPの強度はLaを置換するイオンによって敏感に変化する。この現象を赤外異常と呼んでいるが、超電導は強度比I(P)/I(P)がほとんど0に近いものにおいて出現する。この赤外異常と超電導出現の相関は(LaM)CuO(M=Ca、Sr、Ba)にかぎらず、(LaS)(CuN)O(N=Ni、Zn)においても一般的に見られることが確認された。振動モード解析から、異常ピークPはC軸に垂直な方向のCu-O結合の伸縮運動に対応するものであると考えられる。